早稲田大学 野中研究室が佐賀県に宇宙QOL研究の共創拠点を設置します
~早稲田大学と佐賀県は、包括連携協定締結20周年を契機として、新たな学術研究連携を開始します~
佐賀県と早稲田大学は、2006年に「連携協働に関する基本協定」を締結し、教育・研究の協働事業や人材交流事業等で連携を重ねてきました。また、佐賀県は、2021年からJAXAとの連携協定に基づき、人材育成や宇宙関連ビジネスの創出に取り組んできました。佐賀県と早稲田大学の20年にわたる連携実績と佐賀県における宇宙分野の取組を背景に、このたび、早稲田大学 野中研究室が佐賀県内に宇宙関連の研究拠点を設置します。
近年、宇宙産業はロケットや人工衛星の開発に加え、2030年代には一般の人々が宇宙を利用する時代の到来が見込まれており、人々が宇宙で健康かつ快適に暮らすための研究やサービス開発へと広がりを見せています。こうした研究分野は「宇宙QOL(Quality of Life)」として注目されており、早稲田大学では、野中朋美教授が研究代表者を務めるJAXA宇宙戦略基金事業「SX-CRANE」において、宇宙QOLに関する研究が進められています。
本連携では、野中研究室が推進する宇宙QOL研究と県内企業・人材との連携を通じて、佐賀県内に共創拠点を設置し、新たな宇宙関連ビジネスの創出を目指します。研究開発や実証、人材育成、企業との共創を進めることで、佐賀県発の新たな宇宙関連産業の創出につなげていきます。
宇宙QOL・地球資源共創拠点概要
拠点名(仮称):早稲田大学 野中研究室 佐賀共創拠点
設置場所 :佐賀県嬉野市(和多屋別荘オフィス内を予定)

本拠点を中心に、早稲田大学、自治体、企業、地域関係者が連携し、「地域資源を活用し、宇宙で豊かに暮らすための研究」と「地域課題の解決」を両立する取組を推進することで、佐賀県から新たな宇宙関連産業の創出を目指します。
佐賀県と「早稲田大学 野中研究室」の連携事項
早稲田大学 野中研究室及び佐賀県は、地域資源を活用した宇宙QOL研究に関する地域拠点を佐賀県内に設置し、研究成果の社会実装、県内企業との共創及び宇宙関連ビジネスの創出を推進します。
(1)地域資源を活用した宇宙QOLに関する研究・実証
(2)地域企業との共創活動支援
(3)宇宙食、衣食住、健康分野等における新規事業創出支援
早稲田大学 野中朋美教授が推進する宇宙QOL研究について
早稲田大学は、早稲田大学総合研究機構グローバル科学知融合研究所の野中朋美教授(本属:理工学術院)が研究代表者となり採択された、JAXA 宇宙戦略基金事業「SX-CRANE」(採択課題名:一般民間人の健康・快適宇宙生活を実現する宇宙QOL研究開発拠点)(以下、「本事業」)を通じて、宇宙QOL向上と地上社会への価値還元を目指した研究開発を推進しています。
本事業では、これまで高度な訓練を受けた宇宙飛行士を前提としてきた宇宙システムを、近い将来、一般民間人の宇宙利用を前提として、一般民間人の快適・健康な宇宙生活、すなわち「宇宙QOL」の実現を目指します。その研究成果は、災害時の避難環境、医療、介護、ホスピタリティ分野など、地上社会にも還元できるものです。宇宙と地上双方に価値を還元する新たな研究拠点の実現を目指します。

図1. 人間中心の研究アプローチによる宇宙QOL研究開発イメージ




