▼2023年7月研究例会(第212回オペラ研究会)
- 日時: 2023年7月15日(土)16:30 – 18:00
- 開催方式:オンライン開催(Zoom使用)
※ 事前申し込みが必要です。参加希望者は7/12(水)までに、こちらのGoogleフォーム から、ご氏名、所属、連絡先(メールアドレス)を記入してお申し込みください。前日(7/14)にフォームに入力したメールアドレスに招待メールをお送りします。(現在は終了しております。)
※ ご出席の際お名前の表示をお願いします。カメラをonにする必要はありません。
発言時以外はミュートにしてください。 - 発表者:森 立子
- 所属・資格:日本女子体育大学ダンス学科 教授
- 題名:『ジャン=ジョルジュ・ノヴェール「舞踊とバレエについての手紙」――増補改訂版の考察』
- 発表言語:日本語
- 概要:
J.G.ノヴェールの『舞踊とバレエについての手紙』(初版1760年)は、18世紀バレエ改革の代表的理論書として知られている。だがノヴェールはその後、この初版を増補する形で同書の改訂を続けており、実際、彼の存命中に数種類の増補改訂版が出版されている。これらの増補改訂版の中にも、初版に含まれる15の手紙はそのまま掲載されており、このことから、ノヴェールの基本的な立場は19世紀初頭の晩年に至るまで不変であったと見ることが出来る。しかしながら一方で、増補改訂版に新たに追加された文章には、初版では触れられていない事項も多く含まれている。そこで今回の発表では、この「追加された部分」に注目したい。ここには、バレエの制作や上演方法に関するより具体的な情報、ないし提言が含まれていると同時に、初版で展開された主張を修正するような議論も含まれている。この両者について、いくつかの重要なトピックを抽出しながら考察を進めたい。 - 発表者プロフィール:
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院音楽研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(音楽学、東京藝術大学)。現在、日本女子体育大学ダンス学科教授。専門は西洋舞踊史、音楽史。主な著書に、『ノヴェール「舞踊とバレエについての手紙」全訳と解説』(道和書院、2022)、『バレエとダンスの歴史 欧米劇場舞踊史』(共著、平凡社、2012年)、訳書に、ジル・ド・ヴァン『イタリア・オペラ』(白水社、2005年)などがある。また、2018年よりバレエ史研究会を主宰している。 - 司会者 : 北川 千香子
次回例会開催予定日
次回例会開催予定日:2023年10月7日(土)
発表者: 森本 頼子
司会者: 釘宮 貴子
e-mail address: operaken-uketsuke[at]list.waseda.jp ( [at] = @)
(この例会案内は後ほど Facebookと Twitterでも発信されますので、そちらでも見ることができます。)