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オペラ/音楽劇研究所:2023年1月研究例会のご案内

▼2023年1月研究例会(第208回オペラ研究会)

  • 日時: 2023年1月21日(土)16:30 – 18:00
  • 開催方式:オンライン開催(Zoom使用)
    ※ 事前申し込みが必要です。参加希望者は1/18(水)までに、こちらのGoogleフォーム(現在は終了しております。)
    から、ご氏名、所属、連絡先(メールアドレス)を記入してお申し込みください。前日(1/20)にフォームに入力したメールアドレスに招待メールをお送りします。
    ※ ご出席の際お名前の表示をお願いします。カメラをonにする必要はありません。
    発言時以外はミュートにしてください。
  • 発表者:笠原真理子
  • 所属・資格:東京大学連携研究機構ヒューマニティーズセンター特任研究員
  • 題名:『オペラにおける香りの演出―マスネの《タイス》を題材に―』
  • 発表言語:日本語
  • 概要:
    近年多様化が進むオペラ演出においては、3Dはとうに越えて4DやVRの視点を取り入れる手法が散見される。その中でも古典的な手段の一つである「香り」の活用は、既に19世紀半ばからヨーロッパの舞台演出でなされてきた。とりわけ19世紀に「嗅覚のブルジョワ化」(Corbin 1982)が進んだフランスにおいては、時代とともに変遷する香りの価値観が芸術作品にも反映され、オペラ作品においても、香りや嗅覚が、テキスト、音楽及び舞台演出の重要な要素となっていたといえる。
    本発表では、ジュール・マスネ(1842-1912)のオペラ 《タイス》(1894)を題材に、19世紀後半から20世紀初めにかけてのフランス・オペラにおける香りが、テキストと音楽の相乗効果によって表現される様相の特色とその背景を分析する。最終的には、現代にオペラを上演する際の香り演出の可能性を示す。
  • 発表者プロフィール:
    東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。博士論文のタイトルは「マスネのオペラ《マノン》における「演出」―文学のオペラ化に関する考察―」。2021年より東京大学ヒューマニティーズセンターに所属。オペラ制作現場にも、演出助手や制作のスタッフとして関わる。現在は、第三共和政のフランス・オペラ、舞台演出、マンガ、デジタル・ヒューマニティーズをキーワードとしつつ、複数の研究プロジェクトに所属。共著に津曲真一、細田あや子編『媒介物の宗教史』リトン、2020年。
  • 司会者 : 大野 はな恵
次回例会開催予定日

次回例会開催予定日:2023年4月8日(土)
発表者: 未定
司会者: 未定

▮早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所

e-mail address: operaken-uketsuke[at]list.waseda.jp ( [at] = @)
(この例会案内は後ほど FacebookTwitterでも発信されますので、そちらでも見ることができます。)

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