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オンライン ワークショップ 「テクスト遺産の利用と再創造」

テクスト遺産の利用と再創造  -日本古典文学における所有性、作者性、真正性-

スーパーグローバル大学創成支援事業 早稲田大学国際日本学拠点
早稲田大学総合人文科学研究センター 角田柳作記念国際日本学研究所

概 要

「テクスト遺産」(textual heritage)とはどのような意味があるのか。過去のテクストは全て遺産になるのか。または特に評価されて、守られてきたテクストだけを遺産というべきなのか。また、古典文学そのものは、文化遺産だと言えるのか。古典の危機が訴えられる今日こそ、古典文学を文化遺産として捉え直す、つまり「テクスト遺産」を定義することによって、現代社会における古典の価値を改めて見出す可能性は開拓できるだろうか。
本ワークショップは、前近代日本で行われたテクストの利用と再創造の諸相を検討することによって、日本古典文学の作者と読者たちがどのように過去のテクストを評価して、保護してきたかという質問に答えてみたい。上代、中世、近代などの通常の時代区別に縛られず、遺産と古典という概念を比較しながら、日本文学史を横断する所有性(ownership)、作者性(authorship)、真正性(authenticity)といった三つのキーワードを軸に考える。テクストは誰のものなのか、誰によって作成され、保護され、あるいは上書きされ、破壊されたのか、またはオリジナルと複製の区別はどのように意識されていたのか、という諸問題に関わるケースを挙げながら、テクストの利用と再創造という文化的営為の意味とあり方について日本古典文学の学者たちが討論する。

 

  • 日  時: 7月18日(土) 9:30〜13:00
  • 使用言語: 日本語
  • 参加方法: 要事前申し込み※、参加無料

※【ワークショップへの参加申込と参加方法について】

参加希望の方は7月15日までに、メールで参加をお申込みください。メールの件名は「ワークショップ申込み」とし、メール本文にお名前とご所属をご記入ください。お申込みいただいた方へは、ワークショップ当日開始の30分前に、ご連絡いただいたメールアドレスにワークショップに参加するためのリンクをお送りします。

参加申込み・問合せ先:[email protected](河野貴美子)
チラシはこちら

 

タイムテーブル
  • 9:30〜9:35 挨拶 河野貴美子(早稲田大学)/Edoardo GERLINI(カフォスカリ大学)
  • 9:35〜10:05基調報告【古典は文化遺産なのか】

司会 河野貴美子(早稲田大学)
1. Edoardo GERLINI(カフォスカリ大学)「遺産とは何か ─ 古典の再定義を試みて」
2. 前田雅之(明星大学)「古典とは何か ─ 古典的公共圏の成立と展開」

  • 10:05〜10:45 第一セッション【所有性】

司会 Edward KAMENS(イェール大学)
1. 佐々木孝浩(慶應義塾大学) 「書物およびテキストの所有性における奥書の役割」
2. 海野圭介(国文学研究資料館)「テクストを所有するとはどのような行為なのか? テクスト、パラテクスト、秘儀伝受」
3. 盛田帝子(大手前大学) 「平安朝内裏の復興と本居宣長の長歌」

  • 10:45〜10:50 休憩
  • 10:50〜11:30 第二セッション【作者性】

司会 前田雅之(明星大学)
1. 渡部泰明(東京大学)「和歌の作者性」
2. 兵藤裕己(学習院大学)「物語における「作者」の発生」
3. 飯倉洋一(大阪大学)「近世中期の読物に見える古典談義 ─『垣根草』と『ぬば玉の巻』を例に」

  • 11:30〜12:10 第三セッション【真正性】

司会 阿部龍一(ハーバード大学)
1. 陣野英則(早稲田大学)「『枕草子』におけるテクストの真正性」
2. 佐藤道生(慶應義塾大学)「古筆切から本文の真正性を考える」
3. 山本嘉孝(国文学研究資料館)「『蒙求』と音声」

  • 12:10〜12:20 休憩
  • 12:20〜13:00 総合討論【テクスト遺産とは何か?】

司会 河野貴美子/Edoardo GERLINI
1. 総括コメント 稲賀繁美(日文研)
2. オープン ディスカッション
挨拶 陣野英則(早稲田大学)

 

発表者

飯倉洋一/海野圭介/
佐々木孝浩/佐藤道生/
陣野英則/Edoardo GERLINI/
兵藤裕己/前田雅之/盛田帝子/山本嘉孝/渡部泰明

司会

河野貴美子/Edoardo GERLINI/Edward KAMENS/
前田雅之/阿部龍一

総括コメント

稲賀繁美

後援: Horizon 2020 Research and Innovation Programme MSCA (grant agreement n. 792809)
共催: 早稲田大学総合研究機構日本古典籍研究所

アイキャッチ画像:源可道写『古今伝授書』(1773年)伊地知鉄男文庫 早稲田大学図書館蔵 古典籍総合データベース(請求記号:文庫20_00319)

Dates
  • 0718

    SAT
    2020

Place

オンラインによる

Tags
Posted

Fri, 03 Jul 2020

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