Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

News

ニュース

開催報告:オペラ/音楽劇研究所 2022年6月研究例会

開催報告:早稲田大学総合研究機構 オペラ/音楽劇研究所 2022年6月研究例会

▼2022年6月研究例会(第203回オペラ研究会)

  • 日時: 2022年6月18日(土)17:30-19:00
  • 開催方式:オンライン開催(Zoom使用)
  • 発表者: 氏名 平野 恵美子
  • 所属・資格:中京大学 特定任用教授
  • 題名: 『19世紀ロシアにおけるグランド・オペラとバレエ』
  • 発表言語: 日本語
  • 概要:
    19世紀半ばのパリで花開いたオペラ・ジャンル「グランド・オペラ」は、国境を超えて欧州で広く受容された。ロシアでも、最初のグランド・オペラである《ポルティチの唖娘》が1834年にペテルブルクで初めて上演され、続いて《悪魔のロベール》《ギヨーム・テル》などがロシアの観衆の人気を博した。
    だがこれらのグランド・オペラは、本国フランスと同じオリジナルな形で上演されたわけではなかった。ロシア皇帝に属する帝室劇場では、宗教的・政治的な題材に対する厳しい検閲があり、その内容は時に大きく改変された。
    本発表では、ロシアにおけるグランド・オペラの上演と受容の実態、19世紀後半にはオペラ上演作品数の半数を占めていたロシア・オペラへの影響、20世紀以降に世界をリードしたロシア・バレエとの関わりについて述べる。
    (近刊『パリ・オペラ座とグランド・オペラ』森話社、に基づく。)
  • 発表者プロフィール:
    東京外国語大学外国語学部ロシヤ語学科卒業。東京大学大学院で博士(文学)の学位を取得。バレエや音楽を中心とするロシア芸術文化の研究・執筆に携わる。ワルシャワ大学客員講師、東京大学助教等を経て、現在、洗足学園音楽大学非常勤講師、日本アレンスキー協会会員、中京大学教養教育研究院特定任用教授。共訳に『ラフマニノフの想い出』(水声社、2017)。『帝室劇場とバレエ・リュス』(未知谷、2020年)で第71回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
  •  司会者 : 釘宮貴子

コメント:35名の参加者があった。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/cro/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる