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開催報告:オペラ/音楽劇研究所:2025年度4月研究例会

開催報告:2025年度4月研究例会(第227回オペラ研究会)

  • 日 時:2025年4月12日(土)16:30-18:00
  • 場 所:Zoom配信
  • 発表者:横堀応彦(跡見学園女子大学)
  • 題 目:音楽劇における演劇と音楽のバランス:チェルフィッチュ×藤倉大『リビングルームのメタモルフォーシス』の事例から
  • 司会者:笠原真理子
  • 言 語:日本語
  • 主 催:早稲田大学総合研究機構 オペラ/音楽劇研究所
発表概要

2023年5月、日本の演劇カンパニーであるチェルフィッチュとロンドン在住の作曲家藤倉大はウィーン芸術週間からの委嘱を受け新作音楽劇『リビングルームのメタモルフォーシス』を発表した。この作品でチェルフィッチュ主宰の岡田利規と藤倉は、演劇と音楽のいずれか一方が前景/後景にあるのではなく、双方が舞台上に対等に存在することを目指してクリエーションを行った。本発表では、同作品のドラマトゥルクとして作品制作に関与した発表者の立場から、音楽劇における演劇と音楽のバランスについて論じる。約3年にわたる創作プロセスを振り返り、作り手側の思想は観客にどのように受容されたのか、公演評も参照しながら検討する。また2021年に岡田が演出したオペラ『夕鶴』の事例も参照し、オペラと音楽劇における音楽の位置づけの在り方の違いについても考えたい。

発表者プロフィール

ドラマトゥルク、舞台芸術研究者。跡見学園女子大学マネジメント学部准教授。専門は現代の日本とドイツ語圏の演劇におけるドラマトゥルギー研究および劇場を取り巻く環境の研究。ドラマトゥルクとして参加した作品に市原佐都子/Q『妖精の問題』(作・演出 市原佐都子)、オペラ『夕鶴』(指揮 辻博之・鈴木優人、演出 岡田利規)、『リビングルームのメタモルフォーシス』、(作・演出 岡田利規、音楽 藤倉大)等。共著にOkada Toshiki & Japanese Theatre (Performance Research Books, 2021)など。

コメント:20名の参加者があった。

問合せ先
早稲田大学総合研究機構 オペラ/音楽劇研究所:https://prj-opera-mt.w.waseda.jp/
e-mail address: operaken-uketsuke[at]list.waseda.jp ([at] = @)

 

Dates
  • 0412

    SAT
    2025

Place

Zoom配信

Tags
Posted

Mon, 14 Apr 2025

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