本学では、全学的なFDセミナー「Faculty Café」を実施しています。2024年度のテーマは「大学教育の多様性、包摂性」です。
7月12日開催の第2回は、九州大学の深堀 聰子先生にご登壇いただき、「学生が大学を卒業するときに、何を知り、理解し、行えるようになっていてほしいか~共通のゴールに到達するための一律ではないプロセス~」についてご講演いただきます。
学生が大学を卒業するときに、何を知り、理解し、行えるようになっていてほしいか
~共通のゴールに到達するための一律ではないプロセス~
私たち教職員共通の願いは、目の前で学ぶ学生たちが、卒業後、社会のそれぞれの場所でそれぞれの役割を得て、幸せに暮らせていることです。この願いを糧に、私たちはそれぞれの方法で様々に工夫をしながら、日々の教育活動に取り組んでいるところです。この教育者としての姿勢は、今も昔も変わらないはずです。
その一方で、今、なぜことさら「学修者本位の教育」の重要性が強調され、「ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー」の策定・公開が義務付けられ、「ステークホルダー」を含む社会への情報公開が要請されているのでしょうか。「大学教育の多様性、包摂性」が問われる文脈において、それはどのような意味を持つのでしょうか。
少子高齢化社会において大学が果たすことが期待されている人材育成機能とは何か。そのために大学は教学面において何にどう取り組めばよいか。九州大学での取組をご紹介しながら、皆様と考察を深めてみたいと思います。
【日時】 2024年7月12日(金)17:00-18:30
【開催】 ZOOMによるオンライン
【対象】 大学教員、大学職員、大学院生
【申込】 お申込みフォーム
【申込期限】2024年7月12日(金)12:00
※反転学習方式。事前にオンデマンド資料(動画)を供覧させていただき、皆様からのコメントやご質問を受け付けます。セミナー当日は、その内容を踏まえて、皆様と考察を深める時間にさせていただきたいと思います。
※当日はZoomのライブ文字起こし機能で、画面上に自動字幕を表示することが可能です(Zoom画面下の字幕ボタンよりご利用ください)。
皆様のご参加をお待ちしております。
当日の流れ
開会挨拶: |
川島 浩平 |
早稲田大学 大学総合研究センター 副所長、スポーツ科学学術院 教授 |
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司会: |
井上 史子 |
早稲田大学 大学総合研究センター 教授 |
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講演: |
深堀 聰子 |
九州大学 未来人材育成機構 教授 |
講師プロフィール
1993年、京都大学大学院教育学研究科博士前期課程修了。2000年、米国コロンビア大学大学院修了(Ph.D.取得)。帰国後、東京大学社会科学研究所助手、国立教育政策研究所高等教育研究部長などを経て、2018年から九州大学教育改革推進本部教授。2023年4月から現職。
【問合せ先】
大学総合研究センター
E-mail:watac[@]list.waseda.jp