瀧野里菜(Takino Rina)
2016年政治経済学部経済学科卒。
現在は、リクルートキャリアにおいて企業の中途採用支援を行う。学生時代は興味のある企業複数社でインターンするなど比較的アクティブな毎日を送っていた。趣味は旅行。
— いわゆる「意識高い」大学時代
大学では経済を学んでいました。ゼミは途中で辞めてしまいましたが、労働経済を専攻していました。北欧の労働市場に興味があって、実際にデンマークに行ってみたりもしましたね。
大学内に限らず、課外で色々なことに手を出していました。学部同窓会の学生支部(稲門政経会学生支部)、manmaなどの任意団体(現在は株式会社)の立ち上げ、ベンチャー企業でインターン、ビジネスコンテストに出場など「意識高い」と言われるようなことは一通りやっていました。学生団体では、少人数でしたが代表として、メンバーにいかにやりがいを持って頑張って活動してもらえるかの模索、活動の幅を広げるための渉外活動をしていました。
また、東大の起業サークルに入り、ベンチャー企業でのインターンをしていました。睡眠時間が4時間半くらい、ひどい時はインターン2、3個掛け持ちをして17時半くらいまで1社目、その後2社目で終電まで、という様に寝る間を惜しんで働いていましたね。自分の興味のあることだったので、時々寝たい時もありましたが(笑)。苦ではなかったです。
(任意団体での活動風景)
— 夢を語れる社会人になりたい
大学1年生の時に、漠然と「夢を語れる大人ってかっこいいな」と思っていました。大人になると変に冷めたところが多くなると思っていましたが、起業家は少年のように常に野心を持ち目標に向かって一直線に頑張る!人が多かったので、私もそうありたいなと思いました。たまたま最初にアルバイトをしたところがベンチャー企業でその影響が大きいかもしれません。ベンチャー企業についてあまり知らずに入りましたが、そこで出会った社長や社員は子供っぽいというか、素直な性格でみんな夢を語っていてかっこいいなと。
(インターンでの活動風景)
— 就活のはじまり
就活を意識したのは大学3年生の夏、サマーインターンの時期です。周りには起業する人も多く、あまり就活を頑張っていなかったため考え始めたのが少し遅かったです。バイト先の社長がリクルートの卒業生だったこともあり、リクルートのインターンではおもしろい人に出会えるからインターンには行った方が良いよと言われ、インターンに参加しました。
就活の面接では、色々話す内容を試しながら自分の大学時代での活動について話をしました。基本的にはベンチャー企業でのインターンと学生団体の立ち上げについてです。
正直人事の方に何が響いたのかはわかりませんが、「自分が良いなと思うこと、サービスのためだったら自分は何でもするぞ!」というタイプなので、インターンや団体の立ち上げで試行錯誤した経験などを主に話しましたね。あまり整備されている環境におらず、がむしゃらに頑張っていたので、よく泥臭いね、と評価されていました(笑)。受けの良い話は企業によって違ったと思います。
就活で苦労したことは、自己分析です。自己分析とSPIの勉強は3年のサマーインターンの時にやりました。最後は開き直っていましたが、自分の強みってなんだろう?と聞かれてもよくわからなかったです。私は「ストレングスファインダー」という本を買ってその通りにそのまま強みを話していましたね。私の場合は、達成欲・着想・学習欲・収集心・個別化の順で強みになっていました。インターンでこのプロダクトをみんなに認めてもらえるまで頑張るぞ!と決めたらそれに向かって自分がどの役職についていてもできることはなんでもしようと思います・・・とかエピソードを肉付けして話しました。
(インターンで出会った仲間)
— 企業選びのポイント
夢を語り続けたいと思っていたことと、いつか独立して自分でビジネスをやりたいと思っていたので、起業家が多い企業を中心に見ていました。最初に働く会社は、自分の基準ができると思ったので、成長できそう、男女で差別がなくしっかり評価される、ある程度自由な社風をポイントに選びました。自分の興味があることでないと続けられない飽きっぽい性格なので、人材系は大学4年間興味があったため、これだったら仕事と思わずにやれることかなと思いました。仕事とプライベートの境目を作らないことが自分の頑張れるポイントだったので、そこの観点で選びました。
— 自分の考えを尊重してくれる会社
リクルートキャリアで人材紹介事業の法人営業を担当しています。経営者や人事担当者と打ち合わせをし、経営課題解決、事業推進のために必要な人材の提案、採用プロセス含め入社までコンサルティングする仕事です。広報と似ている側面があると感じており、自分が伝えた企業・仕事の魅力で応募、意思決定してもらえることに責任とやりがいを感じています。
リクルートは個を尊重する会社です。また、社会起点で何かを考えていくので、会社のルールがこれだからできないよね、となることはあまりないです。すぐには無理でも、どうしてもやりたくて、あるべき未来のためであれば応援してくれる、自分の考えを尊重してくれる会社です。働き方も整っています。フレックス制度、在宅勤務制度は部署によって可能です。私の部署は個人情報の取り扱いが厳しいので在宅が難しい部分もありますが、企画や広告営業の仕事であれば可能なところもあります。
入社前は夜遅くまでバリバリ働いている印象がありましたが、女性社員も多く、時短勤務のママさんが多く両立・活躍できる会社であることが分かりました。
(リクルート社員との飲み会)
— プロとしての自覚
今までベンチャー企業や学生団体で、新しいことに挑戦し、やったことが認められる環境にしか身を置いていませんでした。現在はすでに先輩たちが築いた信頼や期待があるお客様を担当させて頂いており、仕事をやるだけでは認めてもらえない、プロとして任せてもらうってこういうことなのかなと実感しています。プレッシャーは、新しいことをやる以上に感じていますね。
— 後輩へのメッセージ
ウケを狙って日々の行動を改めなくてもいいかなと思います。大学生は好きなことを選択して多くの時間をそこに使えるので、自分は何が好きなのかを見極めることに時間を使えれば良いのかなと思います。就活の面接時に話すことは、そのときになったら組み立てられるので大丈夫です!日々の活動を頑張ってください。