早稲田大学は、中長期計画WASEDA Vision150の実現を目指し、本学学生に正課と課外の活動に専念させることで、本来培うべき学力や社会人基礎力等、総合的な人間力を身につけた、社会に有為な人材を輩出するべく、多様な施策を推進しております。本学の方針をご理解いただくとともに、学生が自己の能力、適性に応じて適切な職業選択ができますよう、一層のご協力をお願い申し上げます。
さて、就職・採用活動につきましては、本学も国公私立の大学等で構成する「就職問題懇談会」による大学間の 申合せに従い就職活動支援を行ってまいります。その中でも学業への影響、とりわけ学生の履修計画の変更や本人および家族に過度な心理的・経済的負担が生じることを懸念しております。採用活動におきましては、政府指針「卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」の遵守に何卒ご配慮賜りますようあらためてお願い申し上げます。
「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方(文部科学省・厚生労働省・経済産業省)(以下、「三省合意」という。)」の2022年6月13日付改正を受け、学生のキャリア形成支援における産学協働の取組の類型が再定義されました。
本学は、学生が学修に専念できる環境の提供を第一とし、正規課程の授業および学内の各種プログラムを通じて、論理的思考およびエビデンスベーストでの議論ができる能力の醸成に取り組んでおり、標記においても、今後、新しい定義に基づき各種支援を展開してまいります。
学生が企業団体様と接点を持つことは、業界、業種又は業務内容についての理解を深める貴重な機会となる一方で、学生が過度に採用選考を意識し、早期に企業団体様との接点を持つことに注力してしまう場合、大学における本来の学びに向かう機会や、社会と接することで成長する意識が薄れてしまう可能性もございます。
ついては、政府指針(※)および大学方針をご理解のうえ、引き続き学生の成長にご支援ご協力賜りますようよろしくお願いいたします。