早稲田大学キャリアセンターは、授業・課外活動こそ学生生活の最も大切な活動であるという大前提を尊重し、学生が授業や課外活動を充分に満喫できる期間と環境を維持します。大学の使命は社会を支え社会に貢献しうる有為な人材を輩出することです。一方、学生にとって就職活動は、単に入社することが目的なのではありません。大学卒業後に自分らしくやりがいを持ちながら社会に貢献できる仕事を、自分の目で選択する活動です。キャリアセンターは学生が社会の中で、また所属する組織の中で存在感のある人物として活躍できる場を自力で選ぶ手助けをします。
学生が自立した社会人として世に出るために必要な素養や地力は、大学での教育・研究や課外活動など、本来的な学生生活の中で培われます。大学は学生が人間として成長する場であり、その期間は必ずしも職業選択だけを目的とする期間ではありません。入学後の最初の3年間(大学院の場合は1年間)は、自分の生き方や進路の方向性をしっかり見極める期間です。キャリアセンターでは入学時に導入・動機付けとして学内のあらゆる知的成長の場を学生に紹介することに重点をおき、自分の志向に適した活動を充分にできるようなサポートを行います。
就職活動を行う学生に対しては、学部3年(および修士1年)から、職業安定法33条の2「学校等の行う無料職業紹介事業」に則り、就職活動に必要な情報を提供します。しかし、個別の学生に個別の企業を斡旋することはいたしません。学生には学生生活で培った地力を充分に活用し、自立した独自の活動として就職活動(企業選択)をさせています。
早稲田大学キャリアセンターは、充実した教育・研究を行う期間をなるべく長く確保し、落ち着いた学生生活や課外活動を過ごす環境を整えるという趣旨から、産業界や経済界を中心に広く社会に対して、最終学年の夏季以降に採用活動を行うよう、また、いずれの時期においても大学の施設で採用に直結する活動は自粛いただくよう、強く働きかけて行きます。
皆さんは、いずれ何らかの形で社会に出て、自分の足で歩いていかなければなりません。そのための勉強、鍛えの期間として学生時代を有意義に過ごすことが大切です。その方法のひとつとして、大学ならではの「授業」「勉強」に真剣に取り組み、様々な知識・考え方・スキル等を身につけ、また、その過程で学んだことをも糧として将来の進路を考えていただきたいと思います。
そこでここでは、キャリア設計や就職を考えるのに役立つと思われるキーワードを紹介しますので、授業を選択する参考にしてください。大学の提供するシラバスシステムでキーワード検索するのも便利でしょう。
人生/進路/キャリア/ライフスタイル(ライフコース、ライフデザイン)/労働/雇用/仕事/働く/職業/就業/就職/フリーター/ニート/ジェンダー/女性/子育て(育児)/
生涯学習(生涯教育)/ワークライフバランス(WLB)/男女共同参画
企業/会社/株式/ビジネス/経営/会計/マネジメント/マーケティング/金融/ファイナンス/貿易/起業(ベンチャー)
非営利/NPO/NGO/国際協力/環境問題/福祉/行政/地方自治/公共政策(公共経営)/
公務員/ボランティア
マスコミ(マスコミュニケーション、マス・コミュニケーション)/マスメディア(マス・メディア)/メディア/ジャーナリズム/ジャーナリスト/広告/宣伝
情報化/コンピュータ/インターネット/マルチメディア/ネットワーク
人材/コミュニケーション(コミュニケーション能力)/プレゼンテーション/ディスカッション(討論、議論、グループディスカッション)/ディベート/リーダーシップ/論理的思考/リテラシー
インターンシップ(※1)/寄付講座または寄附講座(※2)
(※1)学生が在学中に夏休み等を利用し、企業や官公庁、非営利団体等のさまざまな職場で一定期間就業体験を行う制度で、単位になるものもあります。詳細については インターンシップデスクのページもご参照ください。
(※2)企業・業界団体の提供により開設された講座で、実際のビジネスに即した内容のものが多くなっています。