【連載】競走部 東京箱根間往復大学駅伝(箱根)事後特集 『蕾(つぼみ)』
【2025.2.6早稲田スポーツ】
第101回を迎えた東京箱根間往復大学駅伝(箱根)。「総合3位以内」を掲げて挑んだ早大は、往路を3位で終えたものの、最終10区で国学院大との3位争いに敗れ、悔しい4位となった。 しかし、強い早稲田の復活へ、足がかりを得たことは間違いない。出走した10名の選手たち、運営管理車からその姿を見届けていた相川賢人駅伝主務(スポ4=神奈川・生田)、花田勝彦駅伝監督(平6人卒=滋賀・彦根東)は今大会をどのように振り返るのだろうか。また、早大が次回大会で狙うのは「総合優勝」だ。『萌芽(ほうが)』から『蕾(つぼみ)』、そして、ついに開花へ。本特集では、選手たちの箱根への率直な思いと、来年に向けた決意に迫る。
【第1回】間瀬田純平(2月6日)
【第2回】山口智規(2月6日)
【第3回】山口竣平(2月7日)
【第4回】長屋匡起(2月7日)
【第5回】工藤慎作(2月8日)
【第6回】山﨑一吹(2月8日)
【第7回】伊藤大志駅伝主将(2月9日)
【第8回】伊福陽太(2月9日)
【第9回】石塚陽士(2月10日)
【第10回】菅野雄太(2月10日)
【第11回】相川賢人駅伝主務(2月11日)
【第12回】花田勝彦駅伝監督(2月11日)
【第1回】第1回 間瀬田純平
取材・編集 植村皓大

間瀬田純平
今季は駅伝、トラック共に不調が続いていた間瀬田純平(スポ3=佐賀・鳥栖工)。しかし、3度目の東京箱根間往復大学駅伝(箱根)では自身最高順位となる区間4位の力走を見せ、チームの総合4位に大きく貢献した。苦しみの中で見えた光明、そしてラストシーズンにかける思いに迫る。→続きを読む
◆間瀬田純平(ませだ・じゅんぺい)
2004(平16)年2月17日生まれ。172センチ。佐賀・鳥栖工高出身。スポーツ科学部3年。第101回箱根1区1時間02分43秒(区間4位)。母校、鳥栖工高が34年ぶりに全国高等学校駅伝競走で入賞したことについて、自分のことのように熱く語ってくれた間瀬田選手。最終学年を迎えチームを引っ張る走りに注目です!
【第2回】山口智規
取材・編集 草間日陽里

山口智規
東京箱根間往復大学駅伝(箱根)では、2年連続「花の2区」を任された早大のエース・山口智規(スポ3=福島・学法石川)。区間順位こそ惜しくも振るわなかったが、学生トップ級の選手たちに果敢に挑んだ山口智の走りは、来年に向けさらなる躍進を予感させた。そんな山口智に、箱根の振り返りと駅伝主将として臨む1年について伺った。→続きを読む
◆山口智規(やまぐち・とものり)
2003(平15)年4月13日生まれ。172センチ。福島・学法石川高出身。スポーツ科学部3年。第101回箱根2区1時間7分01秒(区間11位)。今流行りのMBTI性格診断の結果をお伺いしたところ、ISTPの巨匠タイプと教えてくださいました。日本でも数少ないMBTIだそうです!
【第3回】山口竣平
取材・編集 長濱愛里咲

山口竣平
東京箱根間往復大学駅伝(箱根)3区で、終盤に谷中晴(駒大)との1年生対決を繰り広げ、観客を魅了した山口竣平(スポ1 =長野・佐久長聖)。各校の主力が集う3区で6人抜き、早稲田記録の更新といった、堂々たる走りを披露し存在感を示した。学生長距離界のエースを目指す山口竣に箱根路デビューの裏側と今後の展望について伺った。→続きを読む
◆山口竣平(やまぐち・しゅんぺい)
2006(平18)年1月15日生まれ。168センチ。長野・佐久長聖高出身。スポーツ科学部1年。第101回箱根3区1時間1分15秒(区間3位)。最近は、気づいたらコンビニスイーツを買っていると話す山口竣選手。おすすめはファミリーマートの「しっとり食感のバウム」だそうです!
【第4回】長屋匡起
取材・編集 長屋咲希

長屋匡起
出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)、全日本大学駅伝対校選手権(全日本)で結果を残し、満を持して初の東京箱根間往復大学駅伝(箱根)に臨んだ長屋匡起(スポ2=長野・佐久長聖)。結果こそ区間8位と、本人にとっては物足りなさを感じる走りとなったが、昨季が飛躍の1年となったことは間違いない。そんな長屋に、箱根の振り返りと卒業する4年生への思い、そして今季への意気込みを伺った。→続きを読む
◆長屋匡起(ながや・まさき)
2004(平16)年8月19日生まれ。173センチ。長野・佐久長聖高出身。スポーツ科学部2年。第101回箱根4区1時間2分00(区間8位)。冷静かつ淡々とした受け答えが印象的な長屋選手ですが、MBTIはエンターテイナー。気を許した人にだけ見せる表情があるのかもしれません!
【第5回】工藤慎作
取材・編集 石澤直幸

工藤慎作
駅伝シーズンで好走を続け、早大のエース格へと成長した工藤慎作(スポ2=千葉・八千代松陰)。東京箱根間往復大学駅伝(箱根)では2年連続となる5区を任され、チームの順位を3つ押し上げて区間歴代3位の快走を見せた。今年も早稲田の山問題を解決した「山の名探偵」が、その激走を振り返る。→続きを読む
◆工藤慎作(くどう・しんさく)
2004(平16)年11月10日生まれ。168センチ。千葉・八千代松陰高出身。スポーツ科学部2年。第101回箱根5区1時間9分31秒(区間2位)。1年時には体育各部の成績優秀者として表彰され、今年度の春はGPA3.85を記録した工藤選手。走りは怪物、頭脳も怪物。「早稲田の名探偵」が文武両道を体現します!
【第6回】山﨑一吹
取材・編集 ︎︎佐藤結

山﨑一吹
昨シーズンは度重なる発熱や貧血に苦しみ続けた山﨑一吹(スポ2=福島・学法石川)。しかし、調子を上げて臨んだ箱根では6区を区間5位で走り、念願の三大駅伝デビューを果たした。初めての箱根路を山﨑はどのように振り返るのか。そして、新シーズンの展望をどのように描いているのか。箱根の振り返りと、上級生として迎える来年度への意気込みを伺った。→続きを読む
◆山﨑一吹(やまざき・いぶき)
2004(平16)年7月14日生まれ。171センチ。福島・学法石川高出身。スポーツ科学部2年。第101回箱根6区58分46秒(区間5位)。区間5位以内で走ったら、パエリアをおごってもらうという約束を、治療の先生としていた山﨑選手。初の箱根で区間5位以内を達成し、パエリアを初めて食べることができたそうです!
【第7回】伊藤大志駅伝主将
取材・編集 廣野一眞

伊藤大志
2024年度駅伝主将として「強い早稲田」復権の礎を築いた伊藤大志(スポ4=長野・佐久長聖)。学生最後の大舞台は7区を任され、本調子ではないながらも懸命に21キロを走り抜いた。4年間エンジを背負い、エンジのために戦った伊藤大に東京箱根間往復大学駅伝(箱根)最終走を振り返ってもらった。→続きを読む
◆伊藤大志(いとう・たいし)
2002(平14)年2月2日生まれ。173センチ。長野・佐久長聖高出身。スポーツ科学部4年。第101回箱根7区1時間3分36秒(区間11位)。競走部の練習で印象に残っているのは、1年時に行った150メートル×50セットの練習。「きつかったわけではないですけど、とにかく本数が多くて今考えるとよく走ってたな(笑)」と振り返ってくださいました。大学卒業後は実業団・NTT西日本に進み、競技を継続する伊藤大選手。早大での4年間の走りを糧に、今後のさらなる活躍に期待です!
【第8回】伊福陽太
取材・編集 田島凜星

伊福陽太
東京箱根間往復大学駅伝(箱根)で、3年連続となる8区を任された伊福陽太(政経4=京都・洛南)。当日アクシデントに見舞われるも、強い意思でタスキをつなぎ、早大の躍進を後押しした。大学生活最後の21・4キロ、そして4年間の振り返りと、今後に懸ける思いを伺った。→続きを読む
◆伊福陽太(いふく・ようた)
2002(平14)年12月23日生まれ。173センチ。京都・洛南高出身。政治経済学部4年。第101回箱根8区1時間5分54(区間11位)。学生最後の学期、友人に誘われハンドボールを履修している伊福選手。キーパーとしてナイスセーブを連発しているそう。本人曰く、「セカンドキャリア見えてきたわぁ」。身体能力も抜群の伊福選手の今後に注目です!
【第9回】石塚陽士
取材・編集 髙杉菜々子

石塚陽士
チームで唯一、4年連続で東京箱根間往復大学駅伝(箱根)に出走した石塚陽士(教4=東京・早実)。今年は苦しい1年となったが、集大成となる今回の箱根では、9区のラストスパートで激烈な3位争いに競り勝ち、4年間を締めくくった。そんな石塚に箱根の振り返りと競走部への思いを伺った。→続きを読む
◆石塚陽士(いしづか・はると)
2002(平14)年4月22日生まれ。170センチ。東京・早実高出身。教育学部4年。第101回箱根9区1時間10分36(区間15位)。将来的には、名前を検索した時に陸上の記録と生物系の論文が出てくる「よく分からないやつ」を目指したいという石塚選手。二刀流での活躍が今から楽しみですね!
【第10回】菅野雄太
取材 草間日陽里、編集 會川実佑

菅野雄太
3度目の東京箱根間往復大学駅伝(箱根)で3回目となる10区を任された菅野雄太(教4=埼玉・西武学園文理)。最終学年として最後の箱根を終えた菅野。チームのレベルが上がり、「悔しい」4位となった今年の箱根について、そして今後の去就について伺った。→続きを読む
◆菅野雄太(かんの・ゆうた)
2002(平14)年5月7日生まれ。165センチ。埼玉・西武学園文理高出身。教育学部4年。第101回箱根10区1時間9分36秒(区間5位)。同期と卒業旅行をすると事前対談でおっしゃっていた菅野選手。行き先は日本一星が綺麗だと言われる長野・阿智村に決定したそうです。楽しんできてください!
【第11回】相川賢人駅伝主務
取材・編集 指出華歩

相川賢人駅伝主務
2年間にわたり、早大競走部の駅伝主務として、チームのために奔走(ほんそう)してきた相川賢人駅伝主務(スポ4=神奈川・生田)。東京箱根間往復大学駅伝(箱根)では、自身2度目となる運営管理車に乗り、仲間の姿を見守った。常にチームのことを第一に考え、行動してきた相川はどのように箱根を振り返るのか。そして、駅伝主務として駆け抜けた2年、早大で過ごした4年間を振り返って、今、思うこととはーー。→続きを読む
◆相川賢人(あいかわ・けんと)
2002(平14)年5月27日生まれ。神奈川・生田高出身。スポーツ科学部4年。4年間のチームに対する熱い思いを語ってくれた相川駅伝主務。寮での何気ない日常がとても好きだったそうで、残りの春休み期間は、同期との時間を楽しみたいそうです!
【第12回】花田勝彦駅伝監督
取材・編集 佐藤結

花田勝彦駅伝監督
「総合3位以内」を掲げて臨んだ東京箱根間往復大学駅伝(箱根)。早大は、国学院大に10秒差で敗れ、悔しい4位となった。運営管理車に乗り、10人の選手の雄姿を見届けていた指揮官はどのように振り返るのか。また、次回大会での「総合優勝」に向けて、新たな1年をどのように描いているだろうか。箱根の振り返りと、新シーズンの展望を伺った。→続きを読む
◆花田勝彦(はなだ・かつひこ)
1971(昭46)年6月12日生まれ。滋賀・彦根東出身。平6人間科学部卒。1994年日本選手権5000メートル優勝。アトランタ、シドニー五輪日本代表。2004〜2016年上武大学駅伝部監督、2016〜2022年GMOインターネットグループ・アスリーツ監督。2022年〜早稲田大学競走部駅伝監督。
【連載】 競走部 東京箱根間往復大学駅伝(箱根)事後特集『蕾(つぼみ)』
目標の「総合3位以内」に10秒届かず、悔しい4位となった早大。選手たちの箱根への率直な思いと「総合優勝」を狙う来年に向けた決意に迫る
特集URL≫https://t.co/zY80qmLeUB#sousupokyoso #sousupoekiden #箱根駅伝 pic.twitter.com/3F5bbYrqaN
— 早稲田スポーツ新聞会 (@waseda_sports) February 6, 2025