【連載】令和5年度卒業記念特集
【2024.03.25早稲田スポーツ】
藤井将吾 『憧れから誇りへ』
神亮輔 『ラグビーアナリストという選択』
伊藤大祐 『天才のさらなる飛躍へ』
鈴木陽結 『4年間の意地 1センチでも前へ』
岡本大輝 『「成長」させてくれたもの』
久富連太郎 『パラダイス』
藤井将吾 『憧れから誇りへ』
記事 清水浬央、写真 濵嶋彩加

高麗大戦にて相手ディフェンスに仕掛ける藤井
「本当に充実した4年間だった」。そう振り返る藤井将吾(スポ=大阪・早稲田摂陵)は、早大ラグビー蹴球部で2つのストーリーを経験した。ラグビーに熱中した3年間、そしてグラウンドを見つめることしかできなかった1年間。惜しくもその一年は最終学年であった。それでも「早稲田ラグビーでプレーできたことを誇りに思う」と堂々と語った藤井の4年間を振り返る。→続きを読む
神亮輔 『ラグビーアナリストという選択』
記事 河邨未羽、写真 清水浬央、山田彩愛

アナリスト業務に取り組む神
オンオフ関係なくラグビーに夢中になっていたという神亮輔(商4=愛知・千種)アナリスト。部活外でも日本代表の活動に携わるなど、経験の豊富さでは部内で右に出るものはいない。周りからは「神さんにはラグビーしかないよね」と言われるほど熱心に業務に向き合う姿の裏側に、どのような努力があったのだろうか。高校入学時に出会ったラグビーと歩んだ8年間の軌跡と共に辿っていきたい。→続きを読む
伊藤大祐 『天才のさらなる飛躍へ』
記事 西川龍佑、写真 川上璃々、清水浬央、西川龍佑

対抗戦・帝京大戦にて、味方のトライをキックで演出した伊藤
第99回全国高等学校ラグビーフットボール大会、伊藤大祐(スポ=神奈川・桐蔭学園)は高校ラグビーの名門・桐蔭学園を率いると、チーム初となる単独優勝へと導いた。その年の桐蔭学園は、高校ラグビーの主要な全国大会で3冠を達成。最強世代のチームを才能あふれるプレーで引っ張る1人の天才に、多くのラグビーファンが魅了された。
あの栄冠から約3年後、伊藤は再び名門を率いることになる。赤黒のジャージーを身にまとい、大学ラグビーの世界で日本一を目指して戦った。早大の主将として、「優勝したいという気持ちを出し続け」奮闘した1年間。しかし待っていたのは準々決勝敗退という結末だった。そして伊藤のラグビー人生は次の舞台、プロの道へ。→続きを読む
鈴木陽結 『4年間の意地 1センチでも前へ』
記事 村上結太、写真 川上璃々、西川龍佑、濵嶋彩加

持ち味の推進力を見せる鈴木
2023年関東大学対抗戦Aグループ、第6節早慶戦、そして第7節早明戦。国立競技場のグラウンドに鈴木陽結(政経=東京・早大学院) の姿はなかった。短身ながらも、強靭な足腰で確実にゲインし、自慢の快足でインゴールを駆け抜ける。一つずつカテゴリーを上げ、4年時の春季大会第5節、帝京大との一戦で待望の赤黒を獲得。ラストイヤーの対抗戦で赤黒を着ることは叶わなかったが、早大ラグビー部Bチームの要としてジュニア選手権でも活躍した。ラグビー蹴球部でもがき、戦い続けた鈴木の4年間を振り返る。→続きを読む
岡本大輝 『「成長」させてくれたもの』
記事 安藤 香穂、写真 川上璃々、村上結太

粘り強くトライを狙う岡本
「赤黒を着て『荒ぶる』を歌う」ーー。入部当初からの目標、そして自身の原動力をこう語ったのは岡本大輝(スポ=東京・本郷)だ。4年時にはBチームのキャプテンを務めていたものの、なかなか赤黒のジャージーを手にすることができず、何度も悔しい思いを経験してきた選手である。それでも岡本が前を向き続けられたのは「大学選手権で優勝する」という夢を叶えるため。チームのために走り続けた岡本の4年間に迫る。→続きを読む
久富連太郎 『パラダイス』
記事 濵嶋彩加、写真 川上璃々、西川龍佑、村上結太

仲間のトライを讃える久富
全国大学選手権(選手権)準々決勝、関西王者の京産大との一戦で久富連太郎(政経=島根・石見智翠館)は早大の10番を背負って戦っていた。秋シーズン中盤からAチームのSOに返り咲いた久富。持ち味はチームメイトも認めるキックスキルの高さだ。親元を離れ、厳しい環境に身を置いた高校時代。『荒ぶる』を目指し、葛藤を抱えながらも仲間と共に駆け抜けた早大での4年間を、久富の言葉と共に振り返る。→続きを読む