【連載】対抗戦開幕特集『For The Victory』
【2023.09.09早稲田スポーツ】扉絵作成:藤崎雅也
勝負の秋シーズンが始まる。大学『日本一』の座を逃した昨季の悔しさを知る伊藤大祐主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)を先頭に、選手たちはリベンジを誓って、これまでにない強度の高い練習を春、夏シーズンとこなしてきた。あとは、その成果を出し切り、一戦一戦「勝ち」にこだわって戦い抜くのみ。日々、進化を遂げる選手たちに、これまでのシーズンを踏まえて関東大学対抗戦への意気込み、そして『日本一』への思いを語ってもらった。
【第1回】LO栗田文介×SO野中健吾×FB矢崎由高(9/14)
【第2回】PR川﨑太雅×HO安恒直人(9/15)
【第3回】LO池本大喜×FL永嶋仁×LO細川大斗×NO・8村田陣悟(9/16)
【第4回】WTB磯崎錬太郎×CTB岡﨑颯馬×FB久富連太郎×CTB岡本大輝(9/17)
【最終回】CTB伊藤大祐主将×SH島本陽太×HO佐藤健次(9/18)
【第1回】LO栗田文介×SO野中健吾×FB矢崎由高
取材・編集 川上璃々、戸祭華子、西川龍佑
第1回目を飾るのは、今季U20日本代表としてワールドラグビーU20チャンピオンシップに出場した栗田文介(スポ2=愛知・千種)、野中健吾(スポ2=東海大大阪仰星)、矢崎由高(スポ1=神奈川・桐蔭学園)だ。下級生ながらチームの中心で活躍を見せる3人に、世界の舞台で戦い肌で感じたこと、そして秋以降の赤黒への思いについて伺った。→続きを読む
◆栗田文介(くりた・ぶんすけ)(※写真左)
2003(平15)年12月18日生まれ。184センチ。104キロ。愛知・千種出身。スポーツ科学部2年。昨季、対抗戦の青学戦でLOとして赤黒デビューを果たした栗田選手。「選抜していただけると思っていなかった」というU20日本代表の切符をつかみ、世界舞台での経験を糧に今年も急成長を遂げる。低く鋭いタックルやパワフルなボールキャリーで今年もチームに勢いを与えます!
◆野中健吾(のなか・けんご)(※写真中央)
2003(平15)年4月29日生まれ。181センチ。94キロ。東海大大阪仰星出身。スポーツ科学部2年。取材では質問一つ一つに真剣に答えてくださり、野中選手の堅実さが伝わってきました。毎回安定したゲームメイクを見せ、チームを勝利へ導く早大期待のスタンドオフ。秋シーズンでもチームの大きな力となること間違いなしです!
◆矢崎由高(やざき・よしたか)
2004(平16)年5月12日生まれ。180センチ。85キロ。神奈川・桐蔭学園出身。スポーツ科学部1年。1年生とは思えない突破力とスピードで春シーズンから赤黒をつかみ、大活躍を遂げる矢崎選手。人懐っこい性格ということで、対談中も微笑みながら先輩と掛け合って話している様子が印象的でした。鍛練の夏を超え、ひと皮むけた矢崎選手の会場を沸かすスーパープレーに期待です!
【第2回】PR川﨑太雅×HO安恒直人
取材・編集 川上璃々、西川龍佑、寺谷芽生、村上結太
第2回目は、フロントローとして早稲田のスクラムを支えるPR川﨑太雅(スポ4=東福岡)とHO安恒直人(スポ3=福岡)コンビだ。選手の入れ替わりが激しいポジションの中、自分の強みをチームにどう生かすべきか。試行錯誤してきたこれまでの日々、そして『日本一』への思いを本音で語り合ってもらった。→続きを読む
◆川﨑太雅(かわさき・たいが)(写真右)
2001(平13)年5月10日生まれ。171センチ。103キロ。東福岡高出身。スポーツ科学部4年。綺麗好きで、常に部屋が片付いている寮長・川﨑選手。料理もよくするそうで、得意料理は親子丼だとか。秋シーズンは、川﨑選手のエネルギーに満ちたプレー、そして掛け声がチームの雰囲気を左右していくことでしょう。ラストイヤーにかける思いが体現された熱きプレーに期待です!
◆安恒直人(やすつね・なおと)
2003(平15)年2月5日生まれ。172センチ。98キロ。福岡高出身。スポーツ科学部3年。川﨑選手によると、安恒選手は福岡からの帰省時、お土産にいつも大量の「博多通りもん」を買ってきてくれるそう。甘いものが大好きで、特に吉祥寺で食べたミルクレープが忘れられないという安恒選手。今季さらに精度を高めてきたタックル、そして愚直なプレーで早大に勢いを与えます!
【第3回】LO池本大喜×FL永嶋仁×LO細川大斗×NO・8村田陣悟
取材・編集 川上璃々、西川龍佑、寺谷芽生、村上結太
王者・帝京大を倒すために、そして『荒ぶる』を獲得するためにはFWの奮闘が必要不可欠だ。そんなFWを代表してLO池本大喜(文構4=東京・早実)、FL永嶋仁(社4=東福岡)、LO細川大斗(社4=東京・早実)、NO・8村田陣悟(スポ4=京都成章)にお話を伺った。4人が最上級生として春に感じたチームの課題、そして対抗戦への思いとはーー。→続きを読む
◆池本大喜(いけもと・だいき)(※写真右端)
2002(平14)年3月15日生まれ。186センチ。105キロ。早実高出身。文化構想学部4年。早大のラインアウトを牽引(けんいん)する池本選手。今年は最終学年としての意識も芽生え、より一層緊張感を持ち試合に臨んでいる様子が感じられます。安定したプレーで着実にチームを『日本一』へ導きます!
◆細川大斗(ほそかわ・だいと)(※写真右から2番目)
2001(平13)年12月6日生まれ。182センチ。100キロ。早実高出身。社会科学部4年。池本選手とともに、早稲田FWの二大巨頭を担う細川選手。今季、スタメンに名を連ね、春季大会では激しいタックルと力強いボールキャリーで何度もチームの好機を生み出していました。秋シーズンは、「憧れの国立」に立ち、激しく体を張ったプレーでチームに勢いを与えてくれるでしょう!
◆永嶋仁(ながしま・ひとし)(※写真右から3番目)
2001(平13)年4月8日生まれ。179センチ。94キロ。東福岡高出身。社会科学部4年。常にエナジー全開で仲間を鼓舞する頼れる副将、永嶋選手。取材からも仲間思いな様子が伝わってきました。これからのシーズン、チームのさらなる結束には永嶋選手の熱いパッションが欠かせません!
◆村田陣悟(むらた・じんご)
2002(平14)年2月22日生まれ。185センチ。102キロ。京都成章高出身。スポーツ科学部4年。1年生から赤黒をつかむ、経験豊富なエースアタッカー村田選手。ラストイヤーとなる今季、村田選手はどんなプレーを見せてくれるのでしょうか。細川選手が語っていた「とにかく熱い」、そんな村田選手のプレーに目が離せません!
【第4回】WTB磯崎錬太郎×CTB岡﨑颯馬×FB久富連太郎×CTB岡本大輝
取材・編集 川上璃々、戸祭華子、西川龍佑、河邨未羽、瀧田彩音
第4回は、最終学年のBK4人に登場していただいた。身体を張った献身的なプレーでチームを救うCTB岡﨑颯馬副将(スポ4=長崎北陽台)、スピードと強靭なフィジカルをいかした突破が持ち味のWTB磯崎錬太郎(商4=徳島・城東)、春シーズンに念願の赤黒デビューを果たしたCTB岡本大輝(スポ4=東京・本郷)、そして春季大会では最後尾からチームを盛り立てたFB久富連太郎(政経4=島根・石見智翠館)。『荒ぶる』獲得に向け高め合うお互いの存在、そして来たる最後の対抗戦への思いを伺った。→続きを読む
◆磯崎錬太郎(いそざき・れんたろう)(※写真右端)
2000(平12)年11月12日生まれ。176センチ。88キロ。徳島・城東高出身。商学部4年。最近、アロマキャンドルを焚きながら寝る前に紅茶を飲むことがマイブームだという磯崎選手。取材中の会話では3人に何度もいじられており、チームの愛されキャラだということが伝わってきました。ラストイヤーの対抗戦では、春からさらに成長した磯崎選手が見れることを期待しましょう!
◆岡﨑颯馬(おかざき・そうま)(※写真左端)
2001(平13)年11月20日生まれ。177センチ。88キロ。長崎北陽台高出身。スポーツ科学部4年。今季早稲田の副将を担うチームのキーパーソン。クールさと情熱を併せもち、メンバーからの信頼も厚い岡﨑選手。気迫ある洗練されたプレーが、早稲田を救い、チームを「荒ぶる」へ導くでしょう!
◆岡本大輝(おかもと・だいき)(※写真左から2番目)
2001(平13)年7月31日生まれ。175センチ。85キロ。東京・本郷高出身。スポーツ科学部4年。取材中、一つ一つの質問に真剣に答えてくださった岡本選手。そんな岡本選手が色紙に書いた意気込みは、『凡事徹底』。周りの選手からは「岡本らしい」と絶賛の声があがりました。当たり前のことを、一試合一試合着実に積み重ねていくことが、いずれ岡本選手の大きな力となることでしょう!岡本選手が見せる白熱したプレーに乞うご期待です!
◆久富連太郎 (ひさとみ・れんたろう)
2001(平13)年12月14日生まれ。173センチ。83キロ。島根・石見智翠館高出身。政治経済学部4年。サウナに行ってリフレッシュすることが趣味だという久富選手。今年はAチームでピッチに立つ機会も増え、正確なキックや巧みなゲームコントロールで存在感を発揮してきました。「再び赤黒を着て試合に出る」というラグビーラストイヤーにかける思いは叶うのか。久富選手の今後の進化に目が離せません。
【最終回】CTB伊藤大祐主将×SH島本陽太×HO佐藤健次
取材・編集 川上璃々、長野恵次、戸祭華子、西川龍佑、河邨未羽
最終回に登場するのは、CTB伊藤大祐主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)、SH島本陽太(スポ4=神奈川・桐蔭学園) 、HO佐藤健次(スポ3=神奈川・桐蔭学園)の桐蔭学園出身トリオ。高校時代から同じチームにいる3人が感じる今の早稲田に必要なチーム力、そして『日本一 』への思いについて本音で語り合ってもらった。→続きを読む
◆伊藤大祐(いとう・だいすけ)(※写真中央)
2001(平13)年7月15日生まれ。179センチ。85キロ。神奈川・桐蔭学園高出身。スポーツ科学部4年。試合後のインタビューでは、黙々と冷静にお話してくださる伊藤選手。今回の対談では常に和気あいあいと楽しそうにお話してくださり、オンとオフの切り替えがしっかりしている印象を受けました!勝利のカギとなる伊藤選手の「一貫性・安定性・正確性」が体現されたプレーで、チームを『日本一』へと導いてくれることでしょう!
◆佐藤健次(さとう・けんじ)(※写真右)
2003(平15)年1月4日生まれ。177センチ。105キロ。神奈川・桐蔭学園高出身。スポーツ科学部3年。取材中、先輩お二方と楽しそうに会話しており、笑顔が溢れていた佐藤選手。ラグビーに対しては、人一倍熱く、FWの要としてチームに欠かせない絶対的存在です。高校時代同様、伊藤主将を『日本一』の主将にできるか。春シーズンからさらにパワフルになったプレーで、相手を圧倒します!
◆島本陽太(しまもと・はるた)
2002(平14)年3月19日生まれ。167センチ。71キロ。神奈川・桐蔭学園高出身。スポーツ科学部4年。一つ一つの質問に丁寧に答えてくださった島本選手。これまで21番としてリザーブからの出場が多く、チームを陰で支えていた努力家。Aチームで出場することが多くなったラストイヤーの残り数カ月、チーム、『日本一』、そして7年間の仲である伊藤主将への思いも背負って、爆発的な力を発揮してくれること間違いなしです!
[ラグビー連載]
対抗戦開幕対談『For The Victory』早大ラグビー蹴球部、勝負の秋シーズンが始まる。『日本一』奪還を目指すべく、一戦一戦「勝ち」にこだわり戦い抜く。日々、進化を遂げる選手たちに対抗戦への意気込みを伺った
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— 早稲田スポーツ新聞会 (@waseda_sports) September 14, 2023