2023年度(第107回)日本アマチュアゴルフ選手権競技 6月28日~30日 北海道・ツキサップゴルフクラブ
プレーオフ制し、チームメイトと歓喜
ゴルフのアマチュア日本一を決める日本アマチュアゴルフ選手権が6月30日、最終日を迎え、首位でスタートしたゴルフ部・中野麟太朗(スポーツ科学部2年)がプレーオフを制し、初優勝を決めました。
中野はボギーが先行し、猛追を見せた鵜瀬璃久(帝京大4年)に一時、首位を譲りますが、7番から9番まで3ホール連続でバーティ―を奪って意地を見せ、再び首位に。しかし最終18番ホールで、ティーショットを左の林に打ち込んでしまい「林の中にボールが飛んでいくのを見て、終わったと思った」という痛恨のボギー。「自分らしく」とドライバーを選び豪快なゴルフで挑んだ結果でしたが、最終ラウンドを終えてトータル15アンダーで鵜瀬に並ばれました。
そして「18番、正直言って悔しいですが、気持ちを切り替えて最後まで全力で頑張りたい」と臨んだプレーオフ。「1年前からこれを目標にして戦ってきたことが実を結んだ」というスーパーショットで2オンとし、中野はバーディーパットを着実に決めました。アマチュア日本一の悲願を達成した中野は、キャディを務めたゴルフ部のチームメイトと絶叫しながら力強くタッチを交わし、勝利を喜びました。
早稲田大学ゴルフ部 中野麟太朗優勝コメント
自分が早稲田大学にいる間に1番の目標としていた、日本アマのタイトルを獲得することができ本当に嬉しいです。これからも早稲田大学の名前を轟かせられるように日々努力して参ります。
日本アマ、勝ちました!!
皆さん、応援メッセージのおかげです!ありがとうございました!
今日はゆっくり眠ります🛌#早稲田#日本一 pic.twitter.com/jYf3oe7Qca
— 中野麟太朗 (@SwingRinrin) June 30, 2023
早稲田大学ゴルフ部 斉野恵康監督コメント
この度、早稲田大学ゴルフ部所属のスポーツ科学部2年・中野麟太朗が2023年度(第107回)日本アマチュアゴルフ選手権で優勝いたしました。
ゴルフ部としましては中島真弓(現プロ)が1996年・1997年の日本女子アマチュアゴルフ選手権に連覇して以来のことで、男子としては初の快挙となります。
中野は他大学の付属高校出身ですが、どうしても早稲田大学に入りたいと付属の推薦も、並み居る強豪校からの誘いも断って、自己推薦制度で本学に入学してきてくれました。ゴルフ部恒例のマンダラチャートの中心の目標には、この「日本アマ優勝」を書いていましたが2年生で達成しました。
今後さらに研鑽を積んで、早稲田アスリート宣言の実践者として、競技力の向上はもちろんのこと、学業を重んじ、人格の陶冶に努め、グローバルな視野を養って日本のゴルフ界をけん引する人材に育ってほしいと願っています。
中野も含めましてゴルフ部へのより一層の応援をよろしくお願いいたします。

優勝カップを受け取る中野