【特集】アナリスト対談
【2022.09.30早稲田スポーツ新聞会】取材・編集 山田彩愛、荒井理沙

早稲田の試合をリアルタイムで打ちこむ小室
――データがハマったことなどアナリストをしている中でのやりがいは何ですか
小室 どの対戦相手であってもデータは必ず出していて、それぞれの選手や特徴やチームとしての特徴は自分自身全て把握するようにしています。どの試合でも「これデータにはまっていいな」って思える瞬間は基本的にどの試合でもあります。1試合1試合で些細なことでも、データと同じようにできた部分があると自分自身としてもすごくやりがいにはなります。あとは、私は(バレーボールの)プレー経験がないからこそ、選手の癖や動きの部分に関してはわからないことも正直あります。だからこそ「なんとなくこうじゃないか」という傾向を資料として出すことに、私なりに付加価値があるのかなと思っていて、そこに力を入れています。「なんとなくこうかな」と思ったデータを実際に調べてみたら、その通りだったってなったときには、すごくやりがいを感じますね。(データでの)裏付けがあってはじめて戦術へと移せますし、やっとミーティングで根拠のあるデータとして出すことができるので、試合を見ていてなんとなく感じたことをちゃんとデータという形で落とし込めたということに、今1番やりがいを感じています。
赤坂 私は普段アナリストが出しているデータや資料だとか、なんでもいいのですがアナリストが関わっているものを、選手が活用してくれているとわかった瞬間にうれしいと感じます。

他大学のデータを集める赤坂(右)と中澤
◆小室麻由(こむろ・まゆ)
2000(平12)年9月24日生まれ。165センチ。埼玉・早大本庄学院高出身。政治経済部4年。アナリスト。3年時からアナリストのトップを務める小室さん。細かな気配りや仕事への徹底、自分なりの付加価値をつける工夫などでチームに貢献し続けています。残り3カ月となったラストイヤーを「徹底」した分析で後悔なく、楽しんで駆け抜けます!
◆赤坂樹里(あかさか・じゅり)
2001(平13)年11月23日生まれ。164センチ。東京・成蹊高出身。人間科学部3年。アナリスト。笑顔で和やかな雰囲気を作ってくださった赤坂さん。同期やチーム、バレーボールへの愛が感じられました。支えてくれる周りへの方々への感謝を原動力に、データで早稲田バレーを支え続けます!
◆中澤彩恵(なかざわ・さえ)
2002(平14)年8月2日生まれ。159センチ。埼玉・青学大浦和ルーテル学院高出身。人間科学部2年。アナリスト。ニコニコと話してくださる姿が印象的だった中澤さん。ひたむきに頑張る様子や先輩アナリストからの信頼が感じられました。4年生が最高の瞬間を迎えるために、今日も全力で仕事に取り組みます!
[男子バレーボール特集]アナリスト対談
効果的な戦術を練るためには、相手チ―ムのデータの収集、分析や自チームの試合の振り返りが必要不可欠である。データを用いてチームを支えるアナリストに話を伺った
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— 早稲田スポーツ新聞会 (@waseda_sports) September 30, 2022