【2022.03.26早稲田スポーツ】記事 前田篤宏、写真 手代木慶

4年生の関東リーグ後期4節ではキャプテンマークを巻いた
關陽南子(文構4=大教大池田)は高校時代、男子サッカー部に所属した。出身校で女子が男子サッカー部に所属した選手は後にも先にもいない。女子部がなかったことも原因だったが、体格の差がある男子に囲まれてプレーした。なでしこジャパンでさえ男子の強豪高校と対戦すれば簡単に負けてしまうほどに男女の実力差は意外と大きい。關も大阪4部所属の高校とはいえ難しさはあった。結局、登録上の問題もあり公式戦に出場することはなかった。さらには3年生の春に部活が終わる高校だったため、ア女に入部するまで約1年のブランクも経験した。それを少しでも埋めるため、他の同級生が受験勉強をする中、一人下級生の体育の授業に混じって一緒に走り込みをしていたという強烈なエピソードも持っている。→続きを読む

試合前、ベンチで笑顔を見せる關(写真右端)