『人の大切さ』早稲田スポーツ新聞会は、卒業記念特集で応援部卒業生の思いを伝えています。
【連載】『令和2年度 卒業記念特集』
【2021.03.06 早稲田スポーツ】記事、写真:市原健
【第41回】宮川隼(人間科学部)
『「人」に支えられて』

宮川さん(写真中央)を囲む新人監督補佐の二人(当時)と新人
2020年11月8日、夜の早稲田。街は早稲田祭の余韻もあり、人こそ少なかったが静かな活気を帯びていた。商店街の柱には「優勝」の張り紙。数時間前、もう一つの「祭」も幕を閉じたばかりだ。5年ぶりに行われる野球優勝報告会の会場にはもちろん宮川隼(人=千葉・稲毛)の姿もあった。野球部に「コロナでかわいそうな代ではなくて、優勝した最高の代にしてくれてありがとう」そう話す宮川は当時、応援部代表委員主将、新人監督、東京六大学応援団連盟委員長の名を背負っていた。創部80周年、連盟当番校、朝ドラ『エール』の注目、相当なプレッシャーを背負う中、年間目標に「愛」を掲げ、「人」を大切にし続けた宮川は、応援部人生の4年目を最高の形で締めくくった。→続きを読む