12月21日から29日に渡って連載される、早稲田スポーツ新聞会による監督・コーチ・選手への全19回にわたるインタビューです。応援、どうぞよろしくお願いします。
【連載】箱根事前特集『臙脂の誇りを取り戻す』
【2020.12.21早稲田スポーツ】取材・編集:町田華、杉崎智哉、伊藤可菜、高橋優輔、林夏帆、山崎航平
総合3位以内を目標に掲げながら7位でフィニッシュテープを切り、多くの選手が悔しさをにじませた前回の東京箱根間往復大学駅伝(箱根)から、早くも1年が経とうとしている。その間、全日本大学駅伝対校選手権(全日本)では中盤で首位に立って見せ場を作り、11月末の早大競技会では4名が1万メートルで28分台を記録。さらに12月の日本選手権長距離では、中谷雄飛(スポ3=長野・佐久長聖)、太田直希(スポ3=静岡・浜松日体)の2名が27分台に突入した。勢いを増すばかりの充実の布陣で、今年も狙うは『総合3位以内』。決戦の舞台を間近に控えた今、選手・指導陣の胸中はーー。→連載一覧はこちら
第1回 相楽豊駅伝監督(2003年人卒=福島・安積)
「芯の強さが今年のチームの特徴」
『総合3位以内』の目標に向けて、チームを指揮する相楽豊駅伝監督(平15人卒=福島・安積)。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、例年と大きく異なる舵取りを求められた。この1年のチームの歩みと、現在のチーム状況についてお話を伺った。→続きを読む
第2回 駒野亮太長距離コーチ(2008年教卒=東京・早実)
「3位を狙うなら優勝を狙えるくらいのチームにならないといけない」
Bチームを指揮し、チームの底上げを担う駒野亮太長距離コーチ(平20教卒=東京・早実)に、この1年のチームの歩みと、現在のチーム状況についてお話を伺った。→続きを読む
第3回
武士文哉主務(文4=群馬・高崎)
「チームのために主体的に行動し、支えるのではなく一緒に戦う」
久保広季マネジャー(人3=早稲田佐賀)
「今年の箱根は本当に勝ちたい」
第3回に登場するのは、武士文哉主務(文4=群馬・高崎)と、久保広季マネジャー(人3=早稲田佐賀)。主に長距離ブロックのサポートにあたってきたマネジャーのお二人に、この1年の歩みと、今のチーム状況についてお話を伺った。→続きを読む
第4回 北村光(スポ1=群馬・樹徳)
「トラックよりかは駅伝の方が自分は好き」
解散期間中の充実した練習を経て、日本学生対校選手権(全カレ)では表彰台にのぼるなど着実に結果を残した北村。3000メートル障害、5000メートルそして1万メートルの3種目でベスト記録を更新し、大きな収穫を得たシーズンになった。一方で安定感に課題が残り、全日本ではエントリ―メンバー漏れという悔しさも味わった。東京箱根間往復大学駅伝(箱根)という大一番を前に現在の心境を伺った。→続きを読む
第5回 菖蒲敦司(スポ1=山口・西京)
「(チーム内で)バチバチに戦えている」
高校時代は総体3000メートル障害3位、全国都道府県男子対抗駅伝1区区間賞と、トラックでもロードでも実績を残してきた菖蒲敦司(スポ1=山口・西京)。早大入学後にいきなり、自主練習を余儀なくされたが、日本学生対校選手権(全カレ)1500メートル6位入賞など結果を残した。一方で、全日本大学駅伝対校選手権(全日本)では課題も見えた。自身初となる東京箱根間往復大学駅伝(箱根)を控えた今の胸中を伺った。→続きを読む
第6回 辻文哉(政経1=東京・早実高)
「全日本でエースになりたいという思いが強まった」
今、波に乗るルーキーが初めての箱根路を迎えようとしている。辻文哉(政経1=東京・早実高)は、同期入部した選手に比べて高校時代の目立った実績は少ないながらも、今季に入って大躍進を遂げた注目株だ。9月の早大競技会で5000メートル13分50秒を切ると、11月の全日本大学駅伝対校選手権(全日本)では1区で区間6位の健闘を見せるなど周囲からの期待も大きく高まっている。そんな辻が、今回、飛躍の要因、東京箱根間往復大学駅伝(箱根)への思い、そしてなりたいエース像について語ってくれた。→続きを読む
第7回 諸冨湧(文1=京都・洛南)
「(箱根までの)過程を大事にしたい」
トラックシーズンは3000メートル障害を主戦場とし、日本学生対校選手権(全カレ)では見事3位に入った諸冨湧(文1=京都・洛南)。駅伝シーズンでも全日本大学駅伝対校選手権(全日本)に出走し、区間8位と1年生ながら堂々した走りを見せた。間近に迫った東京箱根間往復大学駅伝(箱根)へ向け、現在の調子、そして箱根への意気込みを聞いた。→続きを読む
第8回 井川龍人(スポ2=熊本・九州学院)
「自分に厳しく、しっかりと今年はやり始めた」
11月末に1万メートルで自己ベストを大幅更新する28分12秒13をマークし、世代トップレベルに復活した井川龍人(スポ2=熊本・九州学院)。「自分に甘くなっていた」昨季から心機一転、自らプラスアルファの練習を志願して距離を踏み、駅伝を見据えて地道に練習を積んできた。今季の全日本大学駅伝対校選手権(全日本)では2区区間5位と、昨年の1区16位と比べて大躍進。東京箱根間往復大学駅伝(箱根)を前に、好調の理由に迫った。→続きを読む
第9回 小指卓也(スポ2=福島・学法石川)
「ハイペースで押して、粘れれば
昨年度は全日本大学駅伝対校選手権(全日本)に区間エントリーされるも、当日に変更されまだ大学駅伝出走経験がない小指卓也(スポ2=福島・学法石川)。今年度も前半は怪我を何度か繰り返し、葛藤の日々が続いた。それでも、走り方と身体との向き合い方を変えてから、5000メートルの自己ベストを更新、日本選手権への出場をかなえるなど、本領を発揮し始めた。大学駅伝初出場に向けて、今の思いを伺った。→続きを読む
第10回 鈴木創士(スポ2=静岡・浜松日体)
「優勝しか見えてないです」
鈴木創士(スポ2=静岡・浜松日体)の2年目は決して順調なものではなかった。新型コロナウイルスの影響で多くの試合が中止になり、さらには自身のけがも重なった。しかし、レース後の反省を繰り返し次のトレーニングに生かすなど、地道に練習を重ね、現在は調子も右上がりだという。2度目の箱根路ではどのような走りを見せてくれるのか。現在の心境に迫った。→続きを読む
第11回 太田直希(スポ3=静岡・浜松日体)
「ゲームチェンジャー的な役割があると自覚している」
今年の早大の注目株を挙げるとするなら、太田直希(スポ3=静岡・浜松日体)は外せない。7月の早大競技会の5000メートルで自己ベストを更新すると、全日本大学駅伝対校選手権(全日本)では区間新記録の走りを見せ、流れを加速させる。さらに初出場となった日本選手権で1万メートル27分台をたたき出すなど、今季大きな飛躍を遂げ、早大のエースへと駆け上がった。そうした大躍進の裏では、太田にどのような変化があったのだろうか。成長を続けるエースの今に迫った。→続きを読む
第12回 千明龍之佑(スポ3=群馬・東農大二高)
「3位以内は最低限。区間賞を獲る」
夏前に5000メートルと1万メートルで自己ベストを更新した千明龍之佑(スポ3=群馬・東農大二高)。大迫傑(平26スポ卒=現ナイキ)主催の合宿にも参加し、地力を高めた。しかしその後はけがに苦しめられ、全日本大学駅伝対校選手権(全日本)には出場できず。そんな千明の現状、箱根への思いを伺った。→続きを読む
第13回 中谷雄飛(スポ3=長野・佐久長聖)
「本当に色々な部分で視野が広がった」
前回の東京箱根間往復大学駅伝(箱根)は1区でチームに流れをもたらす走りを見せた中谷雄飛(スポ3=長野・佐久長聖)。全国都道府県対抗男子駅伝では、強豪集う最終7区で区間2位、長野県チームの優勝に貢献すると、その後はトラックで自己ベストを連発。日本選手権1万メートルにも出場し、持ちタイムを27分台に乗せた。また、全日本大学駅伝対校選手権(全日本)では、3大駅伝初となる区間賞を獲得。今季ここまで『エンジのエース』として申し分ない活躍をみせている中谷。飛躍を遂げた1年についてじっくりとお話を伺った。→続きを読む
第14回 半澤黎斗(スポ3=福島・学法石川)
「あいつらができるなら俺もできる」
躍進を続ける同期の陰で、悔しさをつのらせてきた選手もいる。半澤黎斗(スポ3=福島・学法石川)は、約2年間自己記録を更新できずにいた。「スタートに立つと『また今日もダメなのかな』と思ってしまうことが多かった」という苦渋の時を経て、ついに今年の11月、5000メートル、1万メートルで立て続けに自己ベストを更新。輝きを取り戻しつつある半澤が、箱根にかける思いとは――。→続きを読む
第15回 向井悠介(スポ3=香川・小豆島中央)
「『こいつなら何かやってくれる』という人間になりたい」
小豆島から上京して早3年。向井悠介(スポ3=香川・小豆島中央)は今年着実に成長を遂げ、5000メートルで3年ぶり、1万メートル2年ぶりに自己記録を更新した。1年時から東京箱根間往復大学駅伝(箱根)のエントリーメンバーに名を連ねながら、3大駅伝出走がかなわず苦汁をなめてきた3年間。上級生となって迎える大舞台を前に、今何を思うのか。昨年の苦労から今季の成長の要因、さらには故郷への思いなど、ざっくばらんにお話を伺った。→続きを読む
第16回 室伏祐吾(商3=東京・早実)
「自分のやることを明確化する」
今季出場したトラックレースの全てで自己ベストを更新するなど、大きな成長を遂げた室伏祐吾(商3=東京・早実)。全日本大学駅伝対校選手権(全日本)では、初めて学生3大駅伝のエントリーメンバー入りを果たした。この飛躍の要因は、新型コロナウイルスによる自粛期間の間に、自身の練習方法を見直したことにあった。夢舞台と語る東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根)を前にした、今の思いを伺った。→続きを読む
第17回 山口賢助(文3=鹿児島・鶴丸)
「ようやく積み上げてきたものが形になった」
夏から秋にかけて飛躍を遂げ、快進撃を続ける早大にとって欠かせない主力となった山口賢助(文3=鹿児島・鶴丸)。5000メートル、1万メートルでは大幅に自己ベストを更新してチーム上位に食い込むと、初の大学駅伝となった全日本大学駅伝対校選手権(全日本)で最長区間の8区を任され区間6位と好走した。ここまでの活躍のきっかけはどんなところにあるのだろうか。そして、中学時代から目指してきた大舞台に向けてどのような思いを抱いているのか。山口の今の心境に迫った。→続きを読む
第18回 宍倉健浩(スポ4=東京・早実)
「全員で強くなる」
「自分が任せられた区間は『宍倉さんだから大丈夫でしょう』とチームから思われるような存在になる必要がある」。新型コロナウイルスの影響で多くの大会が中止になった今年、東京箱根間往復大学駅伝(箱根)は宍倉健浩(スポ4=東京・早実)にとって唯一の公式戦である。全日本大学駅伝対校選手権(全日本)も教育実習と日程が被り、出場できなかった。しかしそれも箱根への強い思いに変え、調子は上向きだ。ここまでの振り返りとともに、今の気持ちを語っていただいた。→続きを読む
第19回 吉田匠駅伝主将(スポ4=京都・洛南)
主将としての自分がどのような結果を残すかが、チームに大きな影響を与える」
今季駅伝主将を務める吉田匠(スポ4=京都・洛南)は、昨年の東京箱根間往復大学駅伝(箱根)後にある決断を下した。それは大学で競技生活に一区切りをつけるというもの――。早大で駅伝主将を務める程の実力者であれば実業団からの誘いも多く、大学卒業後も競技を続ける者が近年は大半だ。しかし吉田は、自分の実力では戦っていくのが厳しいと感じ、一線を退く決意を固めた。自身のけがや新型コロナウイルス感染拡大による影響もあり苦労の多かった一年。最後の箱根路に向けた思いを語ってもらった。→続きを読む
【箱根事前特集】『臙脂の誇りを取り戻す』
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第97回東京箱根間往復大学駅伝(箱根)まで残りわずか。12月29日の区間エントリー発表を前に、登録選手16名と、監督、コーチ、マネジャーへのインタビューを連載します pic.twitter.com/Nx0PHAigtc— 早稲田スポーツ新聞会 (@waseda_sports) December 21, 2020