東京六大学野球の秋季リーグ戦が10月3日・4日、明治神宮野球場で行われ、早稲田大学野球部は春の覇者・法政大学と対戦します。
東京六大学秋季リーグ戦 10月3・4日 神宮球場
賜杯に向けての大きな山場 真価を発揮して王者を打ち破れ/法大戦展望
【2020.10.01早稲田スポーツ】記事:杉﨑智哉 写真:池田有輝、大島悠希

明大2回戦で3ランを放った丸山
開幕カードの明大戦を1勝1分で終え、勝ち点(ポイント)1.5とした早大。今週末に相まみえるのは、今春覇者・法大だ。小宮山悟監督(平2教卒=千葉・芝浦工大柏)が、「リーグ戦(東京六大学秋季リーグ戦)全体でのターニングポイント」と語るように、このカードの勝敗が優勝の行方に大きく影響する。強敵を打ち破り、10季ぶりの賜杯をたぐり寄せたい。
法大の最大の強みは、プロからも熱視線を送られる先発陣だ。1回戦の先発が予想されるのは、鈴木昭太(4年)。今春は制球を乱す場面が見られたが、開幕カードの東大戦では、140キロ中盤の速球と多彩な変化球を両サイドに投げ分け、8回途中2失点と好投した。2回戦の先発は、高田孝一(4年)が濃厚。早大相手には、通算6試合で2勝0敗、防御率1.47を記録しており、早大キラーと言ってもよい投手である。常時150キロ前後のスピードを連発する直球が最大の武器であり、今春の対戦でも早大打線を7回途中1失点と苦しめた。万全の状態であれば、両者ともに打ち崩すことは容易ではない。救援陣も、今春ブレークした山下輝(3年)、経験豊富な三浦銀二(3年)、期待のルーキー尾﨑完太と多士済々な顔ぶれ。強力投手陣で早大打線を抑え込みにかかるだろう。→続きを読む

1回戦の先発が予想される法大・鈴木