
銀メダルと銅メダルを手にする小山(左)と津川
第89回日本学生陸上競技対校選手権大会 9月11〜13日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム
写真:競走部提供
“鉄人”小山と津川 出場した3種目全てで入賞
9月11日から13日にかけて新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われた第89回「日本学生陸上競技対抗選手権」(日本インカレ)。早稲田大学競走部は男子4×100メートルリレーで8年ぶりに優勝し、男子トラック総合優勝を果たすなど躍動しましたが、参加したチーム全28名の中、“鉄人”ぶりで一際目立ったのが、障害ブロックの小山佳奈(スポーツ科学部4年)と津川瑠衣(同1年)でした。本職の400m障害で小山が銀メダル、津川は銅メダルとなって臨んだ女子4×400mリレー(※)では準優勝を達成し、早稲田大学躍進の原動力となりました。
※ 出走順:村上夏美 (スポーツ科学部3年)、川村優佳 (同1年)、津川、小山

チームメイトで記念撮影。賞状を持っている左から津川、川村、小山、村上
小山と津川はともに、大会3日間で3種目6レースに出場しました。大会初日の11日には女子400mに出場して7位と8位で入賞、2日目は女子400mハードルの予選と女子4×400mリレーの予選を通過し、3日目の本職、女子400mハードル決勝では二人とも自己ベストに迫る記録で2位、3位、その後の女子4×400mリレー決勝では早大を2位に押し上げるなど大車輪の活躍でした。
小山と津川が出場した種目
【9月11日】
11:21 女子400m予選
16:30 女子400m決勝 ※小山7位 津川8位
【9月12日】
12:45 女子400mH予選
14:20 女子4×400mリレー予選
【9月13日】
12:30 女子400mH決勝 ※小山2位 津川3位
15:15 女子4×400mリレー決勝 ※早大2位(村上、川村、津川、小山)
左端の数字は競技開始時間
小山は自身のツイッターで「皆んなの活躍が眩しかった」と話し、リレー決勝で3走として6位から2位に押し上げた津川は早稲田スポーツの取材に「目指していたのは優勝なのでそこはすごく悔しいですが、日本選手権リレーがまだあるのでそこでリベンジできたらなと思います」と、今後の活躍を誓いました。
皆んなの活躍が眩しかった最後の全カレでした!調子が上がらない中でしたが、今発揮できる力は出せたと思います。
残りの試合に向けてまた仕上げていきます!
早稲田の応援ありがとうございました🐻✨#89日本IC pic.twitter.com/8DXWLr4TOZ— 小山 佳奈 (@ka_12_na_16) September 14, 2020
総力戦で男子トラック優勝! 男子4×100メートルリレーも8年ぶりV/全カレ1~3日目
【2020.09.14早稲田スポーツ】記事:町田華子、大島悠希、高橋優輔、杉﨑智哉、名倉由夏、橋本和奏、布村果暖

三浦励央奈(スポーツ科学部2年)、佐野陽(同3年)、澤大地(同2年)、松本朗(同3年)という2・3年生のみのチームで優勝した男子4×100メートルリレー
日本学生対校選手権(全カレ)は3日間にわたる熱戦に幕を閉じた。早大は2日目の男子4×100メートルリレー決勝で接戦を制し、8年ぶりに優勝。男女ともに、4×400メートルリレーは僅差で敗れ準優勝となったが、リレー種目でその名をとどろかせたことは間違いない。また、優勝種目は1つにとどまったが、出場した種目のほとんどで決勝に進出した。特に、200メートル、110メートル障害などで複数入賞を果たした男子は、総力で6年ぶりのトラック優勝を勝ち取った。→続きを読む
伊東利来也主将(スポーツ科学4年)、男子400mで連覇逃すも銀メダル

「日本選手権に向けて改善して、タイム(五輪標準記録)を狙っていかなければならない」と語った伊東主将
主将の伊東利来也です。
3日間に及ぶ日本インカレが終了しました。目標としていた男子総合優勝には届きませんでしたが、6年ぶりに男子トラック優勝という成績を収めることができました。一人一人が力を発揮できたこと、そして皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました! pic.twitter.com/McqaQTNGar— 早稲田大学競走部 (@Waseda_Kyoso) September 13, 2020
漁野理子(政治経済学部4年)、女子走幅跳で銅メダル

向かい風をものともせず6mラインを突破し、逆転で3位を掴み取った漁野(右)
長距離ルーキーズが躍動! 男子総合3位で2日目へ/全カレ1日目
【2020.09.12早稲田スポーツ】記事:町田華子、大島悠希、名倉由夏、橋本和奏、青山隼之介
日本学生対校選手権(全カレ)が新潟・デンカビッグスワンスタジアムで開幕。大会初日、早大は5種目で7人が入賞を果たし、優勝を狙う男子総合では3位につけた。伊東利来也主将(スポ4=千葉・成田)は、男子400メートルで連覇を逃したものの意地の銀メダル。漁野理子(政経4=和歌山・新宮)は、二度のファールで追い込まれながら、最終跳躍で逆転を果たして3位に入った。男子3000メートル障害では、北村光(スポ1=群馬・樹徳)、諸冨湧(スポ1=京都・洛南)のルーキーコンビが2位、3位。若い力でチームを勢いづけた。→続きを読む