競技スポーツセンターは、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動プログラムの一環として「希望の車いす」の活動を部員に広報しました。3月3日には、体育各部の部員6名(自転車部1名・ウェイトリフティング部2名・ボクシング部1名・ワンダーフォーゲル部2名)が参加しました。
「希望の車いす」とは?
世界中に車いすを必要としている人々は約2,000万人いると言われています。そのほとんどの人々は、経済的理由で車いすを購入することができません。一方、日本には使われなくなった車いすがたくさんあります。これらの車いすを無償で提供いただき、丁寧に整備して修理を行い、主に東南アジアの人々に無償で送り届けると共に「希望」も届ける活動を行っています。
- 開催日
毎週火曜日 午前10:00~16:00 - 会場
聖書キリスト教会5階
東京都練馬区豊玉北1-12-3
(西武池袋線「江古田駅」から徒歩8分、大江戸線「新江古田駅」より徒歩4分) - 主催
NPO法人「希望の車いす」
活動報告
今回は、沢山のボランティアが半年をかけて整備・クリーニングを行い丁寧に包装した車いす125台を、フィリピンのマニラに送り出す出荷作業を行いました。
車いすを保管するビルの5階からエレベーターや階段を利用して1階までおろし、全ての車いすの登録ナンバーを照合して確認し、1台ずつ丁寧にトラックのコンテナへ積み込みしました。ウェイトリフティング部、自転車部、ワンダーフォーゲル部の若いパワーあふれる部員たちの活躍により、「これまでで最短の時間で作業を終了させることができた」と主催者の方から伺い、大変感謝されました。
「希望の車いす」は、各国で信頼できる組織(福祉団体、障がい者団体、NPO、教会など)を選んで関係を作り、車いすの届け出先を確認しています。受け取った方々からもお礼の手紙が届き、人々との長期的な交流や継続的な支援活動につながっています。今までタイ、フィリピン、カンボジア、モンゴル、ベトナムなど東南アジアを中心に約1,600台の車いすを人種、宗教、その他のどんな違いにも関係なく無償で贈り続けています。
WAP ボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自負を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。
なお、競技スポーツセンターでは、毎月2回(第一火曜日と第三火曜日を予定)程度、この活動「希望の車いす」をWAPプログラムの活動の一つとして継続的に実施しています。