【連載】競走部 東京箱根間往復大学駅伝(箱根)前特集 『UPSET』
【2024.12.19早稲田スポーツ】扉絵作成 佐藤結
3大駅伝総合3位以内を目指して臨んだ今季。しかし、エース力と選手層の厚さを兼ね備えた3強(国学院大、駒大、青学大)の牙城(がじょう)は高かった。序盤の出遅れが響き、出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)で6位、全日本大学駅伝対校選手権(全日本)で5位と目標達成には至らず。それでも、「チームのレベルは上がってきている」(花田勝彦駅伝監督、平6人卒=滋賀・彦根東)と、東京箱根間往復大学駅伝(箱根)に向けて状態は上がってきた。本特集では3強相手に『UPSET』を狙う、花田勝彦駅伝監督(平6人卒=滋賀・彦根東)とエントリーメンバー16人のインタビューを掲載する。箱根を目前に控えた監督、選手が今考えることとはーー。
【第1回】花田勝彦駅伝監督(12月19日)
【第2回】瀬間元輔(12月20日)
【第3回】山口竣平(12月20日)
【第4回】吉倉ナヤブ直希(12月20日)
【第5回】工藤慎作(12月21日)
【第6回】長屋匡起(12月21日)
【第7回】山﨑一吹(12月21日)
【第8回】藤本進次郎(12月22日)
【第9回】間瀬田純平(12月22日)
【第10回】宮岡凜太(12月23日)
【第11回】山口智規(12月23日)
【第12回】石塚陽士(12月24日)
【第13回】伊福陽太(12月24日)
【第14回】菅野雄太(12月25日)
【第15回】草野洸正(12月25日)
【第16回】和田悠都(12月26日)
【第17回】伊藤大志駅伝主将(12月26日)
【連載一覧】競走部 東京箱根間往復大学駅伝(箱根)前特集 『UPSET』 | 早稲田スポーツ新聞会
【第1回】花田勝彦駅伝監督
取材・編集 飯田諒
3大駅伝総合3位以内を目標に迎えた今季。出雲は6位、全日本は5位と収穫がありながらも表彰台争いには絡めず。それでも、正月の大一番に向けて状態は上がってきた。悲願の総合3位以内に向けて、指揮官はどのような戦略を描いているのか。秘めたる胸中を伺った。→続きを読む
◆花田勝彦(はなだ・かつひこ)
1971(昭46)年6月12日生まれ。滋賀・彦根東出身。平6人間科学部卒。1994年日本選手権5000メートル優勝。アトランタ、シドニー五輪日本代表。2004〜2016年上武大学駅伝部監督、2016〜2022年GMOインターネットグループ・アスリーツ監督。2022年〜早稲田大学競走部駅伝監督。
【第2回】瀬間元輔
取材・編集 高津文音
高校1年生ながら、全国高校駅伝で5区区間賞を獲得し、一躍注目を集めた瀬間元輔(スポ1=群馬・東農大二)。大学入学後も勢いそのままにいきたいところであったが、春先はなかなか結果を残せず悔しい終わり方となった。気持ちを改め臨んだ夏合宿を経て、駅伝シーズンでは調子を取り戻しつつある。大躍進を再び見せられるか、期待のかかる瀬間に東京箱根間往復大学駅伝(箱根)への思いを伺った。→続きを読む
◆瀬間元輔(せま・げんすけ)
2005(平17)年4月4日生まれ。176センチ。群馬・東農大二出身。スポーツ科学部1年。上京してきておしゃれなスイーツに感動したという瀬間選手。もともと好きなプリンが特に美味しかったそうです!
【第3回】山口竣平
取材・編集 鶴本翔大
トラックにもロードにも強いスーパールーキー・山口竣平(スポ1=長野・佐久長聖)。トラックシーズンは思うような結果を残せなかったものの、徐々に本来の力を取り戻し、全日本では区間3位の好走を見せた。しかし対談では「満足したらここで終わってしまう」と、飽くなき向上心を口にした。そんなさらなる高みを目指す山口竣に、初の箱根路への思いについて伺った。→続きを読む
◆山口竣平(やまぐち・しゅんぺい)
2006(平18)年1月15日生まれ。168センチ。長野・佐久長聖高出身。スポーツ科学部1年。人見知りで、初対面の人には話しかけることができない山口竣選手。相手から話しかけられるのを待つ派の人間なので、どんどん話しかけてもらえるとうれしいそうです!
【第4回】吉倉ナヤブ直希
取材・編集 辻岡真波
入学直後から数々の大会で入賞を果たし、充実のシーズンを過ごしている吉倉ナヤブ直希(社1=東京・早実)。直近の記録会では1万メートルの自己ベストを更新し、調子は上々だ。大学駅伝デビューをかけて挑む、東京箱根間往復大学駅伝(箱根)への思いを伺った。→続きを読む
◆吉倉ナヤブ直希(よしくら・なやぶ・なおき)
2005(平17)年5月18日生まれ。177センチ。東京・早実高出身。社会科学部1年。応援ハッシュタグ「#スピードナヤビューン」の意味は自分でもよく分からないと笑った吉倉選手。試合後のご褒美には、スイーツを食べるそうです!憧れの箱根路をビューンっと駆け抜けます!
【第5回】工藤慎作
取材・編集 石澤直幸
前回の東京箱根間往復大学駅伝(箱根)では5区で区間6位の走りを見せた工藤慎作(スポ2=千葉・八千代松陰)。花田勝彦駅伝監督(平6人卒=滋賀・彦根東)から授けられたニックネームである「山の名探偵」はXでトレンド入りを果たした。今シーズンは出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)と全日本大学駅伝対校選手権(全日本)で快走を続ける好調ぶり。今回はシーズンの振り返りや、2回目となる山登りへの意気込みをうかがった。→続きを読む
◆工藤慎作(くどう・しんさく)
2004(平16)年11月10日生まれ。168センチ。千葉・八千代松陰高出身。スポーツ科学部2年。7月のゴールドコーストマラソンに出場するため、オーストラリアを訪れた工藤選手。外へ走りにホテルから出かけた際、帰り道が分からず迷子になってしまいました。スマホも持っていない危機的状況でしたが、通行人に英語で道を尋ねてなんとかホテルにたどり着いたそうです!
【第6回】長屋匡起
取材・編集 長屋咲希、西本和宏
今季は出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)、全日本大学駅伝対校選手権(全日本)ともに区間上位の好成績を残している長屋匡起(スポ2=長野・佐久長聖)。不調に苦しんだトラックシーズンの振り返りと、昨季出場がかなわなかった大舞台への想いを伺った。→続きを読む
◆長屋匡起(ながや・まさき)
2004(平16)年8月19日生まれ。173センチ。長野・佐久長聖高出身。スポーツ科学部2年。アイスに詳しいという長屋選手の、一番好きなアイスはセブンイレブンの「生チョコアイス」。甘さの割にカロリーが高くないところが魅力だそうです!
【第7回】山﨑一吹
取材・編集 佐藤結
昨年に引き続き、東京箱根間往復大学駅伝(箱根)のエントリーメンバー入りを果たした山﨑一吹(スポ2=福島・学法石川)。1年間を通して、繰り返される発熱や貧血に苦しんできたが、10月以降徐々に復調し、「全力で走れる体」を取り戻した。幼い頃から憧れてきた大舞台に向けて、心も体も、準備は万全だ。今回こそ、目標としてきた大学駅伝デビューへ。今シーズンを振り返るとともに、箱根に向けての意気込みを伺った。→続きを読む
◆山﨑 一吹(やまざき・いぶき)
2004(平16)年7月14日生まれ。171センチ。福島・学法石川高出身。スポーツ科学部2年。ずっと欲しかったプレイステーション5を手に入れ、ゲームをするのにハマっているという山﨑選手。おこづかいをコツコツ貯めて買ったとのこと!この1年、発熱や貧血に苦しんできましたが、努力もコツコツ積み重ねてきました。努力や葛藤、さまざまな思いが詰まったその種を、新春の大一番に芽吹かせます!
【第8回】藤本進次郎
取材・編集 沼澤泰平
出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)で3大駅伝デビューを飾り、全日本大学駅伝対校選手権(全日本)にも出走した藤本進次郎(教3=大阪・清風)。今年度大きく飛躍したが、全日本では悔しい思いも経験した。そんな藤本が、今回初めてメンバー入りを果たした東京箱根間往復大学駅伝(箱根)に向けて抱く思いとは。→続きを読む
◆藤本進次郎(ふじもと・しんじろう)
2004(平16)年3月20日生まれ。188センチ。大阪・清風高出身。教育学部3年。注目してほしいポイントは「大きなストライド」だと話す藤本選手。ストライドを生かした推進力のある走りに期待です!
【第9回】間瀬田純平
取材・編集 植村皓大
今季は主戦場を5000メートル、1万メートルへと移した間瀬田純平(スポ3=佐賀・鳥栖工)だったが、不振にあえぐシーズンとなった。復活を期す早大のスターターが、3度目の東京箱根間往復大学駅伝(箱根)にかける思いとは。→続きを読む
◆間瀬田純平(ませだ・じゅんぺい)
2004(平16)年2月17日生まれ。172センチ。佐賀・鳥栖工高出身。スポーツ科学部3年。サッカー好きの間瀬田選手。同じくサッカー好きの栁本匡哉選手(令6スポ卒=現愛三工業)、井川龍人選手(令5スポ卒=現旭化成)とプレミアリーグやワールドカップの話題で盛り上がることが多かったそうです!
【第10回】宮岡凜太
取材・編集 髙杉菜々子
3年連続でエントリーメンバー入りしている宮岡凜太(商3=神奈川・鎌倉学園)。今シーズンは関東学生対校選手権(関カレ)でエンジデビューを果たすと、ハーフマラソンでの自己ベスト更新など実りの多いシーズンとなり、東京箱根間往復大学駅伝(箱根)に対する自信もこれまでとは違うようだ。今回はここまでのシーズンのハイライトや、初の出走に向けての意気込みを伺った。→続きを読む
◆宮岡凜太(みやおか・りんた)
2003(平15)年10月7日生まれ。168センチ。神奈川・鎌倉学園高出身。商学部3年。最近は菅野選手と一緒にポケトレというアプリにハマっているそうです!ゆるい雰囲気がおすすめポイントだと教えてくれました!
【第11回】山口智規
取材・編集 草間日陽里、林田怜空
前回大会2区では早稲田記録を29年ぶりに更新、11月には1万メートルで27分台を記録した早大のエース・山口智規(スポ3=福島・学法石川)。そんな実力者も、今季は理想と現実とのギャップに苦しんだようだった。改めてエースとしての覚悟を決め、臨む箱根路を前に、山口智は何を語るのかーー。→続きを読む
◆山口智規(やまぐち・とものり)
2003(平15)年4月13日生まれ。172センチ。福島・学法石川高出身。スポーツ科学部3年。部の中では特に、髙尾啓太朗(商2=千葉・佐倉)選手や大和田春(スポ1=高知追手前)選手とよくご飯に行くという山口智選手。山口智選手が部屋に押しかけて、寮でも仲良く過ごしているそうです!
【第12回】石塚陽士
取材・編集 永由結衣
1万メートル27分台の記録を保持する実力者、石塚陽士(教4=東京・早実)。今季は不調が続き思うような走りができず、悔しい思いをしたが、現在は少しずつ本来の走りを取り戻している。4年間の集大成である今回の東京箱根間住復大学駅伝(箱根)で復活を目指す、その意気込みを伺った。→続きを読む
◆石塚陽士(いしづか・はると)
2002(平14)年4月22日生まれ。170センチ。東京・早実高出身。教育学部4年。新体制対談で掲げていた今年のプチ目標「写真写りを良くする」はまだ達成されていないという石塚選手。箱根に向けてプチ目標のほうも仕上げていきたいそうです!
【第13回】伊福陽太
取材・編集 田島凜星
前回の東京箱根間往復大学駅伝(箱根)では8区区間5位と好走し、2月の初マラソンでは2時間10分切り(サブ10)で優勝するなど、確かな実力を見せてきた伊福陽太(政経4=京都・洛南)。マラソン後は不調に苦しんだが、徐々に本来の調子を取り戻した。学生最後の晴れ舞台にどんな思いを懸けるのか。1年の振り返りと、箱根への意気込みを伺った。→続きを読む
◆伊福陽太(いふく・ようた)
2002(平14)年12月23日生まれ。173センチ。京都・洛南高出身。政治経済学部4年。得意なことは長距離を走ることと、年齢関係なく仲良くなること。気さくで誰からも慕われる伊福選手の、力強い走りに期待です!
【第14回】菅野雄太
取材・編集 會川実佑
安定感のある走りが特徴の菅野雄太(教4=埼玉・西武学園文理)。前半シーズンは貧血などに苦しむも、夏合宿からは復調の兆しを見せた。最終学年として挑む最後の東京箱根間往復大学駅伝(箱根)出走に向けて、目標や意気込みを伺った。→続きを読む
◆菅野雄太(かんの・ゆうた)
2002(平14)年5月7日生まれ。165センチ。埼玉・西武学園文理高出身。教育学部4年。箱根が終わったらしたいことは、同期との卒業旅行だという菅野選手。最後に最高の思い出ができそうですね!
【第15回】草野洸正
取材・編集 谷田光太郎
入学当初から着実に成長を遂げ、4年目となる今季、関東学生対校選手権(関東インカレ)では3000メートル障害(サンショー)入賞、東京箱根間往復大学駅伝(箱根)でも初のメンバー入りを果たした草野洸正(商4=埼玉・浦和)。自らを偉大な先輩と次世代のつなぎ役と称するも、ラストイヤーに掛ける思いは誰よりも強い。4年生として過ごした今シーズンの振り返りと共に、小さい頃からの憧れの舞台である箱根への意気込みを伺った。→続きを読む
◆草野洸正(くさの・こうせい)
2002(平14)年10月25日生まれ。172センチ。埼玉・浦和高出身。商学部4年。韓国の6人組ガールズグループである「IVE」のファンである草野洸正選手。推しのメンバーはメンバーの中で最年長であり、いじられ役でもあるガウル。彼女の天然で抜けているところが推せるそうです!
【第16回】和田悠都
取材・編集 牧咲良
学業を理由にせず、4年間愚直に練習を積み重ねた和田悠都(先理4=東京・早実)。ついに、悲願のエントリー入りを果たした。幼少期から憧れ続けた東京箱根間往復大学駅伝(箱根)出走を目前に控える今、今シーズンの振り返りと募る箱根への思いを伺った。→続きを読む
◆和田悠都(わだ・ゆうと)
2002(平14)年9月14日生まれ。162センチ。東京・早実高出身。先進理工学部4年。特技は野球モノマネ。しかし、ほとんど披露したことはないと恥ずかしそうに語った和田選手。プロ野球は横浜ベイスターズが好きで、最近は牧選手のモノマネを練習しているそうです
【第17回】伊藤大志駅伝主将
取材・編集 廣野一眞、草間日陽里
キャプテンとして1年間チームを引っ張ってきた伊藤大志駅伝主将(スポ4=長野・佐久長聖)。伝統校のリーダーを担い、その重責と戦いながらも走りで結果を残してきた。最後の箱根駅伝を前に、駅伝主将として駆け抜けたここまでの今シーズンを振り返ってもらった。→続きを読む
◆伊藤大志(いとう・たいし)
2003(平15)年2月2日生まれ。173センチ。長野・佐久長聖出身。スポーツ科学部4年。伊藤大選手に限らず、佐久長聖高出身選手がSNSで使う『#長聖ファイヤー』。高校時代に集合写真を撮る際、「長聖ファイヤー」というかけ声をするのが伝統になっていたことが由来だそうです!
【連載】競走部 東京箱根間往復大学駅伝(箱根)前特集『UPSET』
出雲で6位、全日本で5位に終わり、目標達成には至らなかった早大。本特集では来たる箱根で、3強撃破を狙う駅伝監督とエントリーメンバー16人の思いに迫った
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— 早稲田スポーツ新聞会 (@waseda_sports) December 19, 2024