栄光と挫折。4年間さまざまな経験をしてきた今、何を思うのかーー。今回は3人の部員の方にお話を伺い、早大ラグビー蹴球部からのさらなる『雄飛』を願う。
【第1回】河村謙尚 『努力と「成長」の日々』
【2022.03.31 早稲田スポーツ】記事 谷口花、写真 鬼頭遥南氏

日体大戦で相手のディフェンスを交わそうとする河村
自身が置かれる状況の中で、自分の役割を考えそれらを行動に移す。自分のことよりも、周囲のことを真っ先に考える。それが河村の生き様だ。どこまでも謙虚である。この謙虚さこそが河村の最強の武器であり、今後のラグビー人生を豊かなものにしていくと確信している。
【第2回】小沼宏太『赤黒のスタメンをつかむまで』
【2022.03.31 早稲田スポーツ】記事 森田健介、写真 早稲田大学ラグビー蹴球部広報チーム提供

帝京大戦でラックを作る小沼
夏合宿前に復帰した小沼をBチームに抜擢(ばってき)。そこでも努力をし続け、関東大学対抗戦の第1節立大戦で念願の赤黒に袖を通す。そして初のスタメンとなった青学大戦ではトライをあげた。今までの努力が報われた瞬間だった。「本当にうれしかった」とほほえみながら語る。ケガを乗り越えた先の喜び。ラグビーの神様も小沼を見放さなかったのである。
【第3回】武者太郎『克服の4年間』
【2022.03.31 早稲田スポーツ】記事 阿部健、写真 早稲田大学ラグビー蹴球部広報チーム提供

トレーナーとしての仕事をする武者
「数ある選択肢がある中でラグビー部に入り、いろいろなものを犠牲にしてきた。トレーナーとしての信頼を得たくて、弱い自分を克服するために情熱を注ぎ続けた。その過程で弱い自分を克服することができた」。4年間を振り返る武者の表情は晴れやかだ。