
共同会見で抱負を語る相楽監督と箱根駅伝エントリーメンバー
2022年1月2・3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)に向けて12月19日、早稲田大学所沢キャンパスにて競走部の公開練習が行われました。その後の共同記者会見では相楽豊監督と16名の登録メンバー全員が箱根駅伝への抱負とチーム状態について語り、相楽監督は「総合優勝という目標、変えるつもりはない」、千明龍之佑駅伝主将も「6位に終わった出雲や全日本とは違う早稲田を見せられる」と自信を示しました。

公開練習の様子
相楽豊監督「強い個性生かし、全員駅伝で総合優勝」
2003年人間科学部卒=福島・安積
「駅伝三冠」という目標を掲げてシーズンに入りましたが、出雲駅伝(6位)、全日本大学駅伝(6位)も目標には遠く及ばず、非常に苦しい悔しい結果となってしました。しかし、その度にチームとして悔しさを噛みしめて共有し、コツコツと力を付けてきております。箱根駅伝についても「総合優勝」という目標を変えるつもりはありません。この目標に向けて、早稲田らしい全員駅伝でチャレンジしたいと思います。
チーム状態については、出雲、全日本でけがで離脱していたメンバーも戻ってきまして、右肩上がりで来ております。準備が万端というわけではありませんが、 今年のトラックシーズンも含めて非常に個性の強いチームなっています。一区間で大勝ちするような大エースがいるチームではありませんが、各選手が個性を生かして、全員でコツコツと貯金を積み上げていくような戦い方をして、しっかりと頑張っていきたいなと思っています。
千明龍之佑主将「出雲や全日本とは違う早稲田を見せる」
スポーツ科学部4年=群馬・東農大二
今シーズンは駅伝三冠を目標にスタートしました。しかし、出雲や全日本は共に6位という結果に終わり、僕や太田(直希)を初めとする主力が欠けていながらも、下級生は精一杯頑張ってくれていましたし、十分トップを狙える位置で、レースを進められていました。「箱根こそは」という思いで全日本から取り組んでおり、現在は怪我で離脱していた選手たちも復帰して練習を積めている状況です。出雲や全日本とは違う、早稲田の姿を見せられるかなと思っております。
全日本の後にミーティングをして、優勝したいという思いを強く持っている選手が多く、目標は変えないということで、ここまでやっております。全員でどの区間からでも優勝を狙いながら、しっかりとレースを進めていきたいと思っております。
個人としては4回目の箱根駅伝になりますが、まだ区間賞を取れていません。区間賞を目標にして、総合優勝を手繰り寄せるような走りをしたいと思っています。
撮影(共同会見除く):石垣星児