パリ協定の目標達成を目指したカーボンニュートラル社会—CO2吸収源の観点からみた社会— |
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○講演概要2015年のCOP21におけるパリ協定合意時には、2100年目標は産業革命以前に比べ2℃より十分に低く保ち、できれば1.5℃に抑えることだった。そのためには、21世紀後半には温室効果ガス(GHG)排出量を実質ゼロにする目標が掲げられた。パリ協定は2016年に各国の批准を経て発効したが、その後も世界のGHG排出量は増加し、2021年から22年にかけて発表されたIPCC第6次評価報告書では、2100年までに2.0℃あるいは1.5℃目標を達成するには、年間の大気中へのCO2収支を10Gt程度のマイナスとすることを求められている。今回は、第6次評価報告書に基づいて気候変動が社会に与える影響を紹介するとともに、大気中のCO2吸収源として森林資源を機能させるために、カーボンニュートラル社会がどのような役割を果たすべきかを議論する。(キーワード:IPCC第6次気候変動評価報告書、吸収源、SDGs)
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○講演者および略歴 |
天野正博(早稲田大学 名誉教授、地球環境戦略研究機関(IGES)シニアフェロー)1970年 名古屋大学農学部林学科卒業1972年 名古屋大学農学研究科修士課程修了1972年 農水省林業試験場2003年 早稲田大学人間科学部教授2017年 早稲田大学名誉教授IGESシニアフェロー |
○開催日時 |
7月13日(水曜日)10:40~12:10
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○開催場所 |
オンライン |
○参加申込先 |
参加をご希望の方は、<事前登録フォーム>からご登録ください(事前登録締切 7月12日) |
○対象 |
学生・教職員・研究グループメンバー・一般 |
○主催 |
早稲田大学先端社会科学研究所 |
○共催 |
早稲田大学環境経済・経営研究所 、早稲田大学高等研究所、早稲田大学スマート社会技術融合研究機構 |
○お問合せ先 |
先端社会科学研究所事務局([email protected]) |