情報管理社会をわれわれはどう生きればよいのか? |
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講師 |
デヴィッド ムラカミ ウッド(カナダ・クイーンズ大学社会学部准教授) |
開催日時 |
12月20日(金) 14:45~18:00 |
開催場所 |
早稲田大学早稲田キャンパス26号館地下一階多目的講義室 大隈タワー |
対象 |
学生、教職員、一般 ※事前申込み不要、参加費不要 |
主催 |
早稲田大学社会科学部 |
共催 |
早稲田大学先端社会科学研究所、早稲田大学次世代ジャーナリズム・メディア研究所 |
デジタルデバイスやAIによって、家電や家、都市、そして私たちの生活、経済活動、さらには感情、日常の中の自己表現までもが管理されうる時代が始まろうとしている。そのような状況認識の中、カナダのクィーンズ大学・監視社会研究センターでは、SF作家や映像制作者とコラボテーションし、アカデミックな立場から情報管理社会の未来像を映像作品として表現し、これからの社会のあり方について、アクティブに問いを投げかけ続けている。来るべき日常を描いた内容も興味深いが、同時に、領域横断的な彼らの方法論から学ぶべき点も多い。今回のレクチュアの前半では、大量監視社会の未来を描いた3本の短編映画の上映と監視社会研究センターのメンバーである、社会学者デヴィッド・ムラカミ・ウッド氏のレクチャーを行いたい。後半は映画の制作過程と作品が提示する未来像を巡って、メディアリテラシー、映像メディア史、情報社会論を専門とする4名の教員を交えて討論を行う。このレクチュアを通じて、情報管理が強化される社会を今日的で身近な問題として捉え直したい。そして我々はその中をどう生きていけばよいのだろうか? その問いへの答えを、共に考え始める時間としたい。 |