Institute for Advanced Social Sciences早稲田大学 先端社会科学研究所

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先端社会科学研究所共催セミナー「我が国における産業連関表の供給・使用表(SUT)の動向について」(5月26日)

産業連関表は,よく定義された商品部門×商品部門の行列表によって,生産技術に起因して発生する経済の相互依存関係の分析を可能にする。日本の産業連関表は,産業連関分析が要請する部門分類概念を維持するように,表の編纂が行われている結果,技術変化の分析や環境分析に,高度に活用されている。しかし,一般には産業活動分類と商品部門分類は一致しない(同一産業が複数商品を生産している)ことから,商品部門×商品部門の産業連関表の編纂作業は非常に困難とされている。
そのような状況の下,93SNAにおいて供給・使用表(SUT)の作成が提唱された。これは編纂の難しい商品部門×商品部門の産業連関表に換えて,産業部門×商品部門の供給・使用関係のみを記述しようというものである。わが国では,商品部門×商品部門の産業連関表が定着しているが,93SNAへの対応は避けて通れない。また,同時に,日本の商品部門×商品部門の産業連関編纂方法を,今後国際的に積極的に発信していくことに重要性が増したと言える。
このような状況に鑑み,我が国における産業連関表の供給・使用表(SUT)の動向について,内閣府 経済社会総合研究所 国民経済計算部 企画調査課 研究専門職 吉岡 徹哉 氏にご講演いただく。

  • 日時:2017年5月26日(金)16:00~18:00
  • 場所:早稲田大学早稲田キャンパス14号館1046共同研究室
  • 招聘者:吉岡 徹哉 氏(内閣府 経済社会総合研究所 国民経済計算部 企画調査課 研究専門職)
  • 世話人:鷲津 明由(早稲田大学社会科学総合学術院教授)
  • 共催:先端社会科学研究所、次世代科学技術経済分析研究所、環境経済・経営研究所
  • お問い合わせ:先端社会科学研究所
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