Institute for Advanced Social Sciences早稲田大学 先端社会科学研究所

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第2回平和のための和解学フォーラム「持続的な日韓関係を求めてー国際和解学から見る日韓関係の展開ー」のご案内(5/14)

○テーマ

持続的な日韓関係を求めてー国際和解学から見る日韓関係の展開ー

○日時

2024年5月14日(火) 13:00-18:00

○場所

早稲田大学早稲田キャンパス 大隈講堂

○プログラム

・開会の辞:須賀晃一(早稲田大学副総長)13:00-

・来賓ご挨拶
鄭聖澤(全南大学校総長、全国国立・公立大学校総長協議会会長)
河村建夫(日韓親善協会中央会会長)

・第一セッション『持続可能な日韓関係―和解の源流と展開』 13:15~15:45
司会:浅野豊美(早稲田大学国際和解学研究所所長)
李晟遠(国立全南大学校教授)「長周期時間から見る東アジアの和解と交流の記憶」
小林聡明(日本大学教授)「和解への意志と南北分断体制−在韓被爆者をめぐる日韓両政府の対応:1960~80年代」
金奉局(国立全南大学校教授)「和解をめぐる悠久の未来ー地域横断的連帯と光州事件・5月運動」
高賢来(関東学院大学講師)「1980年代の『日韓新時代』と在日コリアン-在日3世の法的地位と指紋押捺をめぐって」
金琫中(国立全南大学校教授)「文明史的視角から見た戦争と和解ー集合的記憶から普遍的記憶への置換」

・第二セッション:パネルディスカッション『国益を超えた和解文化の共有を求めて』16:00~18:00
司会 金田 直己(カネダホールディングス株式会社 代表取締役)
里中満智子(マンガ家)、朴裕河(世宗大学名誉教授)
高麗文康宮司(高麗神社第60代)、浅野豊美(早稲田大学国際和解学研究所所長)
澤田克己(毎日新聞社論説委員)、箱田哲也(朝日新聞論説委員)

○趣旨

 人間の尊厳という普遍的価値が韓国の民主化の推進力となったことは、慰安婦問題や光州事件、済州島四・三事件の被害救済運動の展開を見れば疑いがなかろう。他方で、それは韓国の保守、および日本のそれの間に、豊かさという対抗的な価値を生み出した。二つの普遍的な価値と正義をめぐって国内外の対立が生じている状況は、人権と豊かさという異なる普遍的価値に、それぞれの集合的記憶がはりついて、国民感情が対立する状況ということができる。
そもそもナショナリズムは普遍的価値と結び付いて喚起されることは理論が指摘するところであるが、国内政治に正当性を供給するナショナリズムを超えて、国際政治における持続可能な関係を日韓が築くことは永遠にできないのであろうか。地政学的な利益はどこまで、国内の国民的なアイデンティティーに変容を迫ることができるのか。相互的な対話によって、双方の国民的記憶が変容する可能性を含め議論を行いたい。

○対象

学生、教職員、研究者、一般

○言語

日本語

○参加登録

参加申込:当日参加も可能ですが、極力、登録をお願い申し上げます。参加費無料。https://docs.google.com/forms/d/19saAge1uBjrkBlChOYiQrfD1IVB1GoISuZgyhLPXGcE/edit

○主催

早稲田大学地域・地域間研究機構 国際和解学研究所、韓国国立全南大学校

○主催・共催

金田ホールディングス

○問合先

早稲田大学 川口博子([email protected]
Dates
  • 0514

    TUE
    2024

Tags
Posted

Tue, 30 Apr 2024

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