【研究の概要】
このたび、英国Loughborough UniversityのProfessor David Stenselと宮下政司准教授らの国際共同研究グループは、若年健常男性を対象に運動強度及び運動時間の違いが食欲促進ホルモンであるグレリンおよび食欲度に及ぼす影響を検討しました。その結果、運動時間の程度(時間の多寡)と比較し運動強度の程度(強度の多寡)において、よりランニング後の食欲促進ホルモンであるグレリンの分泌を低下させることを明らかにしました。運動による肥満症予防プログラムの確立に向け、運動強度や運動時間に対する消化管ホルモンの応答を検証することは重要であり、当該分野の研究発展に大きく寄与したものと考えられます。当該研究の成果は、国際学術誌の
Journal of Endocrinology(Latest Impact Factor 4.498)に掲載されました。
【発表論文】
Broom DR, Miyashita M, Wasse LK, Pulsford R, King JA, Thackray AE, Stensel DJ. Acute effect of exercise intensity and duration on acylated ghrelin and hunger in men. Journal of Endocrinology.
2017;232(3):411-422. doi: 10.1530/JOE-16-0561.
【本研究に関する問合せ先】
宮下政司
早稲田大学 スポーツ科学学術院 准教授
〒359-1192 埼玉県所沢市三ヶ島2-579-15
TEL/FAX: 04-2947-6774
E-mail: [email protected]