吉川将生
Masaki YOSHIKAWA

吉川将生 <br />Masaki YOSHIKAWA
Posted
Tue, 10 Feb 2026

基幹理工学研究科 修士1

 吉川 将生

  • 派遣期間:2025年9月~12
  • 派遣先大学:ミュンヘン工科大学
  • 派遣先国・地域名:ドイツ・ミュンヘン

 

海外派遣を希望した理由

本派遣は、スーパーグローバル大学創成支援(SGU)プログラムの一環として実施されたもので、ドイツ・ミュンヘン工科大学において、Gordon Cheng 教授の研究室に3か月間滞在し、研究活動に取り組みました。滞在期間中は、深層学習を用いた異構造ロボット間における動作転移に関する研究をテーマとして設定しました。

私が海外派遣を希望した理由は大きく二つあります。一つ目は、新たな研究環境に身を置くことで、自身の研究力や適応力がどこまで通用するのかを試したいと考えたためです。二つ目は、将来グローバルに活躍できる研究者・技術者となるために、英語による専門的なコミュニケーション能力を向上させたいと考えたためです。本プログラムは、これらの目的を実現するための貴重な機会となりました。

Gordon Cheng先生と

研究内容・成果

本研究では、ランダムに生成した動作データを用いて、構造の異なるロボット同士の動作対応関係を学習する手法を検討しました。これにより、一方のロボットで学習した動作を、別のロボットへ転移することを目指しました。

まずシミュレーション環境において基礎実験を行い、物体ピッキングタスクにおいて動作転移が可能であることを確認しました。その後、実機ロボットを用いた検証にも取り組みましたが、滞在期間の制約から十分な成果を得るには至りませんでした。現在は帰国後も研究を継続しており、今後さらに実機実験を含めた検証を進め、研究成果の発展を目指しています。

お世話になった現地の学生と

海外での経験について

滞在中は主に Airbnb で借りた住居に滞在し、最後の10日間のみホテルを利用しました。現地ではスーパーマーケットの営業時間が比較的短いため、週末にまとめて買い物をするようにしていました。

研究室では、メンザと呼ばれる学内食堂で昼食を共にし、食後にコーヒーを飲みながら会話をするという日常的な交流がありました。こうした時間を通じて研究室メンバーとの関係を深めることができ、活動のリズムを整えるうえでも良い習慣となりました。

また、オクトーバーフェストやクリスマスマーケットといった行事に参加し、現地の文化を実際に体感しました。旅先では他国からの旅行者と積極的に交流しました。一緒に食事をする機会もあり、研究室での日々のディスカッションを通じて培った英語力を実践的に活かすことができた点は、大きな喜びでした。

オクトーバーフェスト

今後の進路への影響について

滞在先の研究室には、深層学習、ロボット制御、センサ設計など、多岐にわたる分野を専門とする研究者が在籍しており、国籍やバックグラウンドも非常に多様でした。そのような環境の中で、英語を用いて誰とでも議論し、協力して研究を進めることができた経験は、非常に刺激的で有意義なものでした。

この経験を通じて、一つの専門分野にとどまらず、幅広い分野の知見を持ち、国際的な場で活躍できる研究者・技術者になりたいという思いがより一層強くなりました。

ラボメンバーと

終わりに

本留学にあたり、金銭面を含め多大なるご支援を賜りましたスーパーグローバル大学創成支援(SGU)プログラムに、心より感謝申し上げます。本支援のおかげで留学に臨むことができ、滞在期間中は研究に集中することができました。今後も本プログラムを通じて、多くの学生が海外での学修・研究を経験し、国際的な視野を広げる機会を得られることを願っております。

大学周辺の様子