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【開催報告】グローバル経済史研究部会(6月2日)/ Global Economic History Seminar on June 2nd

【開催報告】グローバル経済史研究部会(6月2日)/ Global Economic History Seminar on June 2nd

0602

TUE 2026
Place
オンライン(Zoom)
Time
15:05-16:45
Posted
Tue, 09 Jun 2026
講演者

氏名:野口駿之介

所属:大阪大学大学院

資格:博士後期課程

経歴:こちらからご確認ください

開催概要

開催日時: 2026年6月2日(火)15時05分-16時45分
開催方法: オンライン(Zoom)

講演報告

講演タイトル:第一次世界大戦後のサンパウロにおけるコーヒー金融の構造 ―コミサリオの金融機能に着目して 

講演概要:
本報告は、第一次世界大戦後のサンパウロ州におけるコーヒー経済において、流通加工業兼仲介業者である「コミサリオ」が果たした農村金融の役割を再評価するものである。
従来、コミサリオは19世紀末に衰退したとみなされてきた。しかし、20世紀においても、彼らは農村金融を支える不可欠な担い手であり続けたのではないか。本報告では、この問いに対し、コミサリオの貸借対照表や農園主との書簡などの一次史料を分析し、彼らが地縁・血縁に基づくソフト情報を活用し、金融とコーヒー売買を連結させる「インターリンケージ市場」を形成していたことを明らかにする。
なかでも、1924年の公的金融の導入という構造変化のなかで、彼らがむしろ柔軟な補完性ゆえに役割を強化させていった点を強調する。独自の論理でコーヒー産業を牽引した彼らの、サントス市場に流動性を供給する「マーケットメーカー」としての能動的な側面を明らかにする。