【主 催】比較法研究所共同研究イギリス最高裁研究会
【共 催】早稲田大学比較法研究所、早稲田大学法学部
【日 時】2024年6月29日(土)13:00~16:00
【場 所】早稲田大学8号館303会議室
【報告者】 江島晶子(明治大学),倉持孝司(元・南山大学),建石真公子(法政大学),愛敬 浩二(早稲田大学)
【使用言語】日本語
【世話人】中村民雄(早稲田大学)
【対 象】学生・教職員・一般
【概 要】
イギリスの1998年人権法は、ヨーロッパ人権条約の国内実施法である。この人権法の制定・施行により、イギリス法とヨーロッパ人権条約の双方がどのような相互作用を受けたのかを明らかにする。イギリス法側に生じた変化として、国会の立法権への事実上の制約、イギリスの裁判所によるヨーロッパ人権裁判所の判例の受容と抵抗、コモン・ローの独自の発展、人権法をめぐる新たな憲法学説の展開、などを考察する。ヨーロッパ人権条約側に生じた変化として、イギリスの裁判所(その他の加盟国の裁判所)とヨーロッパ人権裁判所の「司法対話」、欧州評議会におけるヨーロッパ人権条約の前文改正やヨーロッパ人権裁判所における裁判所規則の改正などを考察する。
対面での講演のあと、パネルディスカッションおよび会場とのディスカッションを行う。
【プログラム】
13:00- | 開会・趣旨説明(司会:中村民雄) |
13:10- | 倉持孝司氏 講演 人権法のもたらしたもの |
13:35- | 江島晶子氏 講演 人権法の可能性と課題 |
14:00- | 愛敬浩二氏 講演 人権法とイギリス憲法学説 |
14:25- | 建石真公子氏 講演 ヨーロッパ人権条約と加盟国の緊張と協調 |
14:50-15:00 | 休憩 |
15:00- | ディスカッション(パネルおよび会場) |
15:50- | 総括(司会:中村民雄) |
16:00- | 閉会 |
申し込み:事前登録不要 直接会場へお越しください。
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