Institute of Comparative Law早稲田大学 比較法研究所

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2022年度第2回スタディセミナー「フランスにおける医療情報の利用と保護について―デジタル・ツールの出現と「私生活を尊重される権利」」(塚林 美弥子 社会科学総合学術院・講師〔任期付〕)2022年7月7日開催

2022年度第2回 比較法研究所スタディセミナー

 

日 時 2022年7月7日(木) 16時30分~18時(Zoomによる開催)
主 催 早稲田大学比較法研究所
◆参加をご希望の方は、こちらからあらかじめ比較法研究所にお申し込みください。
◆なお、お申し込みは7月5日(火)までです。
講演 「フランスにおける医療情報の利用と保護について―デジタル・ツールの出現と「私生活を尊重される権利」」(塚林 美弥子 早稲田大学社会科学総合学術院・講師〔任期付〕)

【概要】
医療技術およびデジタル・ツールの飛躍的発展が、患者や市民の健康管理や公衆衛生の向上へと寄与していることは疑い得ません。他方、情報技術の発展は、時に人々の「人格」や「自律」を脅かし、憲法上の価値や権利の侵害として把握され得る性質をも有しています。情報技術の進歩・高度化によって、利用や管理の対象となる情報(データ)量は増加の一途を辿っており、その運用方法について、利用者の権利保障の在り方が問われなければなりません。すなわち、新たな情報技術の利活用にとって整合的な法的枠組みを検討し、人々の保障されるべき権利の内容、あるいは侵害の様態を常に問うことが求められています。
本セミナーでは、フランスの医療情報共有システムを含む情報技術の展開を素材にして、データ・ツールとフランス憲法上の「私生活を尊重される権利」について扱う予定です。情報技術の進展とその規制について、法学がいかなる役割を果たし得る(果たすべき)かという問題に対し、フランスの事例から何を学べるかを検討したいと思います。

【比較法研究所スタディセミナーとは?】
比較法研究所では、本学の学生(学部生・大学院生を含む)を主な対象として、外国の法文化に対する理解を広めることを目的とした「比較法研究所スタディセミナー」を開催します。

このセミナーは、比較法研究所の研究成果を学生の皆さんに還元することを目的としており、これまで比較法研究所が開催してきた公開講演会や公開セミナーのように研究者を対象とした専門的なものではなく、外国法に関する知見をわかりやすい内容で学生に伝えるものです(もちろん、教職員や一般の方も参加可能です!)。
具体的には、国外留学・出張など国外活動の体験談も交えた外国法文化の解説等により、国外留学や大学院進学の検討・準備の参考になるような内容について、年2~3回程度の開催を予定しています。皆さんの参加をお待ちしています。

(2022.6.7 掲出)
(2022.6.8 受付方法追加)

Dates
  • 0707

    THU
    2022

Place

Zoom

Tags
Posted

Tue, 07 Jun 2022

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