2022年度第1回 比較法研究所スタディセミナー
日 時 2022年6月2日(木) 16時30分~18時 (Zoomによる開催)
主 催 早稲田大学比較法研究所
◆参加をご希望の方は、こちらからあらかじめ比較法研究所にお申し込みください。
◆なお、お申し込みは5月31日(火)までです。
講演 「ドイツとスイスの事例から考える先端科学技術の問題圏」(高岡 佑介 法学学術院教授)
【概要】
時代の先端を進む科学技術は、かつては「ハイテク」(ハイテクノロジー)ということばで語られ、進歩や発展の象徴として人々にポジティブに受け止められてきました。しかし現代においては、人工知能やバイオテクノロジーの例に見られるように、先へ先へと進んでいく科学技術の発展を目のあたりにして、戸惑いを抱く人も多いのではないでしょうか。
先端テクノロジーが可能にするさまざまな事態には、従来の価値観ではどう位置づけてよいのかわからない、これまでの思考の枠組みを越え出る側面があることも確かです。本セミナーでは、先端テクノロジーが提起する問題群を、社会に生きる一市民として、どのように受け止め、位置づけるべきかを参加者の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。例として、ドイツとスイスにおける合成生物学をめぐる議論を取り上げ、先端科学技術という領域においてどのようなアプローチ、勉強の仕方が可能なのかという点についても併せて検討する予定です。
【比較法研究所スタディセミナーとは?】
比較法研究所では、本学の学生(学部生・大学院生を含む)を主な対象として、外国の法文化に対する理解を広めることを目的とした「比較法研究所スタディセミナー」を開催します。
このセミナーは、比較法研究所の研究成果を学生の皆さんに還元することを目的としており、これまで比較法研究所が開催してきた公開講演会や公開セミナーのように研究者を対象とした専門的なものではなく、外国法に関する知見をわかりやすい内容で学生に伝えるものです(もちろん、教職員や一般の方も参加可能です!)。
具体的には、国外留学・出張など国外活動の体験談も交えた外国法文化の解説等により、国外留学や大学院進学の検討・準備の参考になるような内容について、年2~3回程度の開催を予定しています。皆さんの参加をお待ちしています。
(2022.4.11 掲出)
(2022.5.10 更新)