【主 催】早稲田大学比較法研究所
【共 催】早稲田大学法学部、早稲田大学先端社会科学研究所(早稲田大学台湾研究所)、JSPS科学研究費基盤研究B「『家族刑法学』の構築に基づく刑法理論の新地平」(JP24K00206)
【日 時】2025年3月8日(土)13:00~18:30
【場 所】早稲田大学14号館801会議室
【報告者】 謝煜偉(国立台湾大学教授),深町晋也(立教大学教授),許恒達(国立台湾大学教授),仲道祐樹(早稲田大学教授)
【使用言語】日本語、中国語
【通 訳】日中通訳あり
【世話人】仲道祐樹(早稲田大学教授)
【対 象】学生・教職員・一般
【概 要】
日本の刑法学において、刑事立法の理論的分析を対象とする「刑事立法学」が新たな学問領域として立ち上がろうとしている。そこでは、憲法と刑事立法との関係、立法システムと刑事立法の関係、刑法理論と刑事立法の関係が問われるとともに、具体的な立法の良し悪し評価やその内容分析が行われる。
他方、台湾においても、憲法法廷の設置以来、憲法と刑事立法の関係が様々な場面で問われるようになっている。また刑事立法の活性化状況のもとで、刑事立法を理論的にどのように扱うかが、日本と同じように問題となっている。
本シンポジウムでは、国立台湾大学の謝煜偉教授、許恒達教授を招聘し、今後の刑事立法学のあり方を理論的に問うこととした。謝教授は、京都大学に提出された博士論文において、近時の刑事立法の特色である抽象的危険犯の理論分析をされた、この分野のトップランナーのお一人である。許教授は、近時、台湾のジャーナルにおいて、刑事立法における法益論の意義を根源的に問う論稿を公表され、またその内容の海外発信も積極的に行っている。日本側は、日本の刑事立法学を牽引してこられた立教大学の深町晋也教授と、申請者(仲道)が登壇し、刑事立法の現状把握と、その理論的分析方法のあり方を検証する。
この作業を通じて、東アジアにおける刑事立法学のあり方を検証・展望する。
【プログラム】
13:00- | 開会・趣旨説明(司会:仲道祐樹) 挨拶 上野達弘(早稲田大学比較法研究所所長)、早田宰(早稲田大学台湾研究所長) |
13:15- | 第1パネル 「日本と台湾における近時の刑事立法の動向」 |
13:20- | 台湾側:謝煜偉(国立台湾大学教授) |
14:00- | 日本側:深町晋也(立教大学教授) |
14:40- | ディスカッション |
15;30- | 休憩 |
16:00 | 第2パネル「日本と台湾における刑事立法分析をめぐる議論」 |
16:05- | 台湾側:許恒達(国立台湾大学教授) |
16:45- | 日本側:仲道祐樹(早稲田大学教授) |
17:25- | ディスカッション |
18:15 | 閉会(司会:仲道祐樹) 挨拶 松原芳博(早稲田大学教授) |
※申し込み:事前登録不要 直接会場へお越しください。
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