※本稿は2022年度に取材し、取材当時の情報を掲載しています。
「日本語教育実践研究(1)」では、「にほんご・わせだの森」という地域日本語教室を運営します(2021年度はオンラインで実施しました)。一から受講生同士で話し合い、運営方針や方法を決めていきます。そして、テーマの伝え方やツールの活用方法などを考えながら、活動の形に落とし込んでいきます。この過程で何度も検討し、テーマを明確にする必要があり、試行を重ねました。準備段階での学びが多かったことに加え、参加者の方々と創りあげていくライブ感も魅力でした。そして、回を重ねるごとに場が醸成され、徐々に私たちの「わせ森」になっていきました。場をつくる難しさと日本語で伝え合うことの楽しさを実感した貴重な経験でした。