Graduate School of Japanese Applied Linguistics早稲田大学 大学院日本語教育研究科

その他

張贇(日研修士18期生)『「出会いを大切にする心」を与えてくれた日研』

現職:早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程学生

日研での2年間で自分は大きく成長した。この成長は、たくさんの人との出会いのおかげであった。

ゼミと理論、そして実践の授業で、13名の先生方と初めて出会った。「○○を明らかにしたい!」と自信満々で言った後、「なぜ○○なのか」という先生方の質問に答えられなかった自分がとても恥ずかしかった。「なぜ日本語教育を志望したのか」、「なぜ敬語教育を研究したいのか」、「あなたが考えている『コミュニケーション』とは何か」…今まで当たり前のように思ってきたことに、一つ一つ「なぜ」が付けられ、「私の原点はどこにあるのか」と改めて自分に問うた。それはまるで今までの自分を解体し、新しく組み立てるような苦痛な作業であったが、先生方に懇切丁寧にご指導頂き、温かく見守って頂いたおかげで、今、ようやく自分の答えを持てるようになった。

また、日研では、たくさんの優しい先輩や仲間と出会った。教育経験が全くない私が、日研に入った頃は、自分の考えの甘さと未熟さに気付かされ、落ち込む日々がしばらく続いた。しかし、優しい先輩と仲間に恵まれ、勉強の面でも生活の面でもたくさんの励ましと支援をもらった。「未熟な自分でも自分である。これから少しずつ力をつけていけばいいのだ」と自信を回復した。研究は孤独な作業ではない。多くの人との対話を通して他者の知恵をもらうという「頭の充電」だけでなく、お互いに悩みを語り合い、そして励まし合うという「心の充電」もとても大切だということが良く分かった。今は、かつて先輩からもらった支援を後輩にも与えるように心がけている。

日研での出会いは、他にもたくさんあった。どれも私を成長させてくれた大事な宝物である。これらの出会いは、日研以外での出会いも大切にする心を与えてくれた。そして、この出会いは、卒業や帰国によって消えるものではなく、私の一つの原点となり、多くの人に影響を与えていくものだと信じている。

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