Graduate School of Japanese Applied Linguistics早稲田大学 大学院日本語教育研究科

その他

日本語教師を経験するなかで感じた問題意識を起点に音声教育に関する研究に注力
修士課程 吉田 佑亮さん(2021年9月入学)

※本稿は2021年度に取材し、取材当時の情報を掲載しています。
2014年目白大学外国語学部を卒業後、都内の日本語学校に専任講師として7年間勤務。ひらがなや日常会話を扱う初級クラスから、大学・大学院進学を目指す上級クラスまで、担当を歴任する。退職後の2021年9月に当研究科修士課程に入学。日本語教師への音声教育をテーマに研究に取り組んでいる。

大学卒業後に専任講師として勤務した日本語学校では、学生から「音声を教えてほしい」と要望を受けることがありましたが、カリキュラムには含まれていませんでした。その最大の原因は、音声を教えるスキルを持った教師が不足している現状にあると感じ、音声教育を実施する方法を探るために、退職して大学院で研究をしようと決めました。
日研を選んだのは、研究室に配属されるまでの最初の半年間で、じっくりと研究計画を練り直すことができる点に魅力を感じたからです。入学した今、実際に多様な教授陣から研究計画書へのアドバイスをいただいたり、グループの学生と意見を出し合ったりするなかで、自分一人では持てなかった視点を得て、やりがいや面白さを感じています。入学前にも自分なりに参考文献や先行研究を読んできたつもりでしたが、量として不十分で、読みも浅かったと気付かされました。時間をかけて研究計画を練り直せることで、何より自身が安心して研究に取り組むことができる点に良さを感じています。
まだ入学して日は浅いですが、常に能動的な学びの姿勢を求められる環境のため、他者が発信したものを積極的に受け止め、それに対してフィードバックすることを心掛けるようになりました。音声を教えることができる教師を国内外問わず増やすという今後の目標に向け、研究に注力する傍ら、関連する講演などにも足を運び、視野を広げたいと思います。

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