Graduate School of Japanese Applied Linguistics早稲田大学 大学院日本語教育研究科

その他

未知のものに謙虚に向き合い学び、探究する姿勢を大切にテレビの仕事に邁進したい
修士課程 王 儷舒さん(2021年9月修了)

※本稿は2021年度に取材し、取材当時の情報を掲載しています。
中国出身。日本のアニメをきっかけに日本語に興味を持ち、天津外国語大学で日本語を専攻。在学中に愛知県の大学に留学し日本語教育を学ぶ。卒業後の2019年9月、当研究科修士課程に入学。日本語の引用表現の使い方をテーマに修士論文を執筆。2021年9月に修了し、2022年4月より株式会社テレビ東京に勤務予定。

中国の大学で日本語を専攻し、留学先の愛知県の大学で日本語教育のゼミに所属しました。その際に学習者とは異なる視点で日本語を見つめ、日本語教育への関心を深めたことが、日研への進学を選ぶきっかけになりました。
日研の特色である理論と実践を結びつけるカリキュラムに加えて、多様な国籍や経歴の学生と切磋琢磨し合える環境も大きな魅力です。他国の日本語教育事情について理解を深めたり、同じ課題に対して自分とは全く違う発想の意見に触れたりと、多くの刺激を受けました。修士論文では引用表現の使い方をテーマに選びました。日本語母語話者は日常的に「○○じゃないかな、と思う」のように、自身の考えを述べる際にさまざまな引用表現を使います。一方で、日本語学習者が同じように使いこなす例は少ないと感じ、要因を探りたいと考えました。研究の道のりでは行き詰まることも多くありましたが、自分自身が実生活の中で見出した問題意識を起点に、分析を進めて結果を出せたときにはやりがいを感じました。知らないものごとに対して謙虚に向き合い、学び、探究することの大切さが、大学院で得た一番の学びです。
春からは日本のテレビ局で働きます。異なる立場や文化の人と意見を出し合い協働する場面も多くあると思いますが、日研で身につけた知識や経験を活かし、謙虚な姿勢を持ち続けながら、仕事に取り組んでいきたいと考えています。

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