The Waseda International House of Literature (The Haruki Murakami Library)早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)

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(終了)公開セミナー 明石元子 村上春樹の翻訳文学を読む(12月12日開催)

公開セミナー
明石元子 村上春樹の翻訳文学を読む(12月12日開催)

12月12日に翻訳文学研究者の明石元子先生を招いて、「村上春樹の翻訳文学を読む」をテーマにお話していただきます。

村上春樹の文学は翻訳と重要なつながりがあります。デビュー作『風の歌を聴け』は、まず英語で書いた文章を和訳し、それをベースに書かれた作品であることはよく知られています。
また、翻訳は、作家としてのチャレンジでもあるようです。村上は1981年にスコット・フィッツジェラルドの『マイ・ロスト・シティー』を刊行して以来、途切れることなく翻訳作品を出版し、その数は自ら執筆した小説よりも多いと言えます。そして、フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品を翻訳することで、自身の作品世界を広げてきました。
一方で、村上が行った翻訳は、小説家であることが影響しているとしばしば指摘されています。村上の小説作品の文体が表れていたり、作家としてのクリエイティビティが、原文解釈に反映されていたりするためです。

本講演では、村上が小説家であることが、彼自身が行った翻訳にどのように影響しているか、そして原作のイメージにどのように影響を与えているかを考察します。

講演後には、来場者の方とのQ&Aも予定しております。奮ってご参加ください。

詳細

  • 開催日時:2023年12月12日(火)14:00〜15:00
  • 開催場所:国際文学館(通称:村上春樹ライブラリー)2階ラボ
  • 使用言語:日本語
  • 参  加:無料・予約不要
  • 主  催:早稲田大学国際文学館

講演者

明石元子(あかしもとこ)

akashimotoko

ダブリン大学トリニティ・カレッジ、トリニティ文学文化翻訳センター所属、翻訳学博士。マリーキュリー・アクション研究員、早稲田大学客員研究員。専門は文芸翻訳研究、明治期の翻訳文学、村上春樹による翻訳、翻訳者研究。主な論文は“Manifestations of Creativity: Murakami Haruki as Translator”(Murakami Haruki and Our Years of Pilgrimage,New York & London:Routledge,2021);“Translator Celebrity:Investigating Murakami Haruki’s Visibility as a Translator”(Celebrity Studies, 9-2,2018)、 共著「著名翻訳家・テクスト分析・可視性概念: 村上春樹にみる同化・異化論の進展」(「通訳翻訳研究」第14号、2014)など。

注意事項

主催者側で記録のため撮影または録画することがあります。
体調管理、手洗い・手指消毒などの基本的な感染症予防対策をお願いします。
マスク着用については本人の判断に委ねます。

当イベントに関するお問い合わせ
  • 早稲田大学国際文学館事務局 email:wihl★list.waseda.jp(★部分を@に変更してください。)
Dates
  • 1212

    TUE
    2023

Place

国際文学館2Fラボ

Tags
Posted

Wed, 29 Nov 2023

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