早稲田大学国際文学館開館1周年記念 映画「ピアニストを待ちながら」上映会
早稲田大学国際文学館の設立を記念して、全編を館内で撮影した中編映画「ピアニストを待ちながら」が製作されました。今回、国際文学館開館1周年にあわせて初公開いたします。
作品概要
『ピアニストを待ちながら』(2022年/46分)監督・脚本:七里圭
真夜中の大学図書館で目を覚ました瞬介は、なぜか外に出られないまま、旧友の行人と貴織に再会する。学生時代の演劇仲間だった三人は、閉ざされた建物の中で居合わせた中年男の出目や謎の女・絵美も交えて、かつて上演できなかった芝居の稽古をすることに。それは、「ピアニストを待ちながら」という作品だった。
現実の不確かさにさいなまれ、目に見えないものに振りまわされ閉塞する社会。いつまでも明けない夜、どこにも行けない閉鎖空間。不在の観客に向けて演じられる劇。
半世紀前、大学紛争の最中に旧4号館大教室で行われた伝説的なライブを遠景に、コロナ禍社会において待たされること、待ち続ける希望を問う、不条理劇。
監督プロフィール
七里圭
早稲田大学卒。シネマ研究会に所属して在学中から映画製作の現場で働き、約10年間の助監督経験、テレビドラマ等の演出を経て、映画監督となる。『のんきな姉さん』(2004)『眠り姫』(2007)『マリッジリング』(2007)『あなたはわたしじゃない』(2018)などの長編劇映画を公開。一方で、建築家・鈴木了二と共作した『DUBHOUSE』(2012)が国際的な評価を得る。他ジャンルのアーチストとのコラボレーション作品も多数。2019年には、早稲田小劇場どらま館での招聘公演『清掃する女』を演出。今秋、初の長編ドキュメンタリー『背吉増剛造×空間現代』が劇場公開される。
開催概要
- 日時:2022年10月12日(水) 19:00~20:00
- 開場時間:18:30
- 開催場所:早稲田大学 小野講堂
東京都新宿区戸塚町1-103 早稲田大学27号館地下2階 - 入場:先着順(無料)
注意事項
新型コロナ感染症防止対策をとっています。必ずお読みください。
- 公演当日、以下の項目に該当されるお客様は当日のご来場をお控えください。
・体調のすぐれない方、発熱や咳、全身痛、倦怠感等、風邪の症状が少しでもみられる方
・咳、くしゃみ、鼻水などにより、周りのお客様を不安にさせてしまう可能性のある方
・薬等の服用により、上記症状を一時的におさえている方、新型コロナウイルス感染症陽性者との濃厚接触がある方
・同居するご家族、ご友人、勤務先、学校等にて、新型コロナウイルス感染症感染者がいる方 - 入場時に非接触体がある温計にて検温を行います。検温結果によって、37.5度以上の発熱(平熱より1度以上高い発熱)があった場合や、咳やくしゃみの症状方は入場いただけません。
- 入場時の手指消毒にご協力ください。
- 会場内では常時マスクをご着用ください。着用していない方は、ご入場をお断りする場合もあります。
- 会場スタッフも常時マスクを着用して接客します。
- 消毒液を入場口に設置しておりますので、手指消毒およびこまめな手洗いをお願いします。
- ご入場後に体調を崩された場合は、速やかにスタッフにお申し出ください(症状によりご退場をお願いする場合もございます)。
- 場内でのご歓談はご遠慮ください。
※今後、厚生労働省及び行政機関また各自治体の指導により運営上のルールやガイドラインを変更する可能性がございます。
お問い合わせ
早稲田大学国際文学館事務局 email:wihl-koubo★list.waseda.jp(★部分を@に変更してください。)