早稲田大学国際文学館(WIHL)と柳井イニシアティブ グローバル・ジャパン・ヒューマニティーズ・プロジェクトは、第2回読書研究会の参加者を募集いたします。WIHL/柳井イニシアティブ読書研究会は、活気ある研究者とともに、日本研究、世界文学、翻訳研究、世界文化研究の分野を形成する最近話題のモノグラフを読み、議論することを目的としています。毎回1冊の本を取り上げ、その本の著者を特別ゲストとしてお招きします。世界中から参加者を募集いたしますが、応募者が多い場合には抽選で15名とさせていただきます。どなたでも応募可能です。大学院生や若手研究者を歓迎します。参加者には事前に、研究会で使用する本もしくはデジタル版を一冊ご用意いたします。
開催日は、2022年6月18日(土)日本時間9時を予定しています。英語と日本語で実施します。今回はシカゴ大学のHoyt Long博士をゲストに招き、『数の価値:グローバルな情報化時代に日本語文学を読む』(コロンビア大学出版、2021年)について語っていただきます。Long教授はこの著書の中で、学者は「コンピュータサイエンス、言語学、社会学で確立された新しいメソッドを取り入れ、文学研究における知識構築の方法を受け入れる」のだと提案しています。「それは、文体とテキストに書かれた意味に関する日本文学の“facts”を認めることであり、私たち自身のこうであるべきだという慣習を修正することでもある」と。
この読書会は、著者とのQ&Aが目的なのではなく、『数の価値』が日本文学やデジタルヒューマニティーズの最近の研究活動に与える影響について議論することです。ご自身の研究がLong教授の研究や本のテーマに関係すると思われる方は是非ご参加ください。
概要
- 開催日時:6月18日(土)9:00am (JST)
- 会 場:Zoom
- 申し込み締切:5月16日(月)11:59pm (5月20日(金)に結果を通知)
- 申し込みリンク:https://forms.gle/Re35z346sfb2ph9v9
※お申込みの際には個人情報と研究テーマ、現在の職種(任意)を記入していただきます。ご記入いただいた個人情報は、今回の読書会に関する連絡のみに使用し、これらの利用目的以外では使用いたしません。次回以降の読書会に参加する際には、新たに申し込みリンクより申請していただきます。
問い合わせ
柳井イニシアティブ(シリックス エリック ジェームズ):[email protected]
柳井イニシアティブ:http://yanai-initiative.ucla.edu/ja
早稲田大学国際文学館:https://www.waseda.jp/culture/wihl/