村上春樹氏 名誉博士学位贈呈式・祝賀記念イベント 12月17日(火)開催
早稲田大学では学問、芸術、社会または人類のために顕著な貢献をされた方に対し、『名誉博士に関する規則』に基づき、名誉博士学位を贈呈しております。
このたび、独創的な文学作品を通じて世界中の読者に感銘を与え続けている作家、村上春樹氏に対して、現代文学における多大なる功績を称え、早稲田大学名誉博士学位の贈呈が決定いたしました。
下記の通り贈呈式ならびに祝賀記念イベントを執り行います。参加希望の方は、フォームからお申し込みください。
- 開催日時:12月17日(火)15:00
- 開 場:14:15
- 開催場所:早稲田大学大隈記念講堂
- 入 場:無料(事前申し込み制。申込多数の場合抽選)
- 参加募集締切:11月27日(水)23:59まで【受付終了】
- 応募方法:
◆一般の方はこちら
◆早稲田大学学生・教職員はこちら
※身体機能等の障がいや疾病等により、ご参加に際して配慮をご希望の方は、可能な限りお早めにご希望の内容をお知らせください。ご相談のうえ、できる限りの対応を検討させていただきます。
当日のプログラム(予定)
14:15 開場
《第1部》
15:00-15:20 名誉博士学位贈呈式
休憩(10分)
《第2部》祝賀記念イベント (司会:佐久間由梨)
15:30-16:25 祝賀記念講演「『個』を生きる文学」
講演:宮脇俊文 演奏:永武幹子(ソロピアノ)
休憩(15分)
16:40-17:30 祝賀記念朗読×ジャズ「すべてが本物になる」
朗読:ロバート キャンベル
演奏:永武幹子(ピアノ) 鈴木良雄(ベース)
祝賀記念イベントでは村上春樹氏が愛するジャズの音色とともに成蹊大学名誉教授宮脇俊文氏による講演、そして本学特命教授ロバートキャンベル氏による朗読を通してご臨席の皆様とともに村上文学を辿ります。早稲田大学を卒業後にジャズ・ミュージシャンとしてご活躍の永武幹子氏(ピアノ)と鈴木良雄氏(ベース)の生演奏とともに、講演と朗読をお楽しみください。
第2部出演者
宮脇俊文
1953年神戸市生まれ。上智大学大学院修士課程修了。成蹊大学名誉教授。ミネソタ大学(2007年秋)及び早稲田大学国際教養学部(2007~13年)で、村上春樹作品を中心に日米比較文学の授業を担当。著書に『アメリカの消失――ハイウェイよ、再び』(水曜社)、『グレート・ギャツビーの世界――ダークブルーの夢』『村上春樹を、心で聴く――奇跡のような偶然を求めて』(青土社)など。2022年に文芸誌『ケヤキブンガク』を創刊し、代表を務める。
永武幹子

©m.yoshihisa
5歳よりクラシックピアノを始め、ヤマハ音楽教室で寄島清美氏に師事。早稲田大学法学部入学後、同大学モダンジャズ研究会、ハイソサエティオーケストラに入り、ジャズに目覚める。ジャズピアノを清水くるみ氏に師事。現在は増尾好秋 (guitar) グループ、酒井俊(vocal)グループ、峰厚介(t.sax)グループ等様々なバンドに参加するほか、自身のバンド永武幹子TrioやJ.J.Soulをメインに、都内ライヴハウスを中心に全国的に活動する。2021年より自身のリーダートリオや参加ユニットでアルバムを続々とリリースし、最近では大村亘とのユニット”eFreydut”でNY録音を敢行し2024年2月に”Fairway”を発売。好評を博す。
鈴木良雄
長野県木曽福島生まれ。早大モダンジャズ研究会ではピアニスト、卒業後ベーシストに転向。1969~73年、渡辺貞夫、菊池雅章のグループで活躍。73年渡米し、74年スタン・ゲッツ・グループ、74~76年アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズのレギュラーベーシストとして活躍。85年帰国後、MATSURI、EAST BOUNCE、BASS TALK等自己のバンドを結成、自身のオリジナル曲をメインに演奏。「LOVE LETTER」「MY DEAR PIANISTS」等数々のCDをリリース。2016年竹書房よりジャズ入門書「人生が変わる55のジャズ名盤入門」を出版。現在は2019年に結成したTHE BLENDで新たなる音宇宙への挑戦を続け、2022年「Five Dance」をリリース。2024年1月にはリットーミュージックより自伝本「死ぬまでジャズ」出版。‘チンさん’のニックネームで親しまれ、日本ジャズ界のリーダー的存在である。
ロバート キャンベル
早稲田大学特命教授、早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問、東京大学名誉教授。ニューヨーク市出身。専門は江戸・明治時代の文学、特に江戸中期から明治の漢文学、芸術、思想などに関する研究を行う。主な編著に『戦争語彙集』(岩波書店)、『よむうつわ』(淡交社)、『日本古典と感染症』(角川ソフィア文庫、編)、『井上陽水英訳詞集』(講談社)、『東京百年物語』(岩波文庫)等がある。
佐久間由梨
早稲田大学教育・総合科学学術院教授、早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)副館長。専門はアフリカ系アメリカ文学・文化、日米のジャズ文学、ジェンダー・フェミニズム研究。ジャズ界におけるジェンダー平等に向けたとりくみや、フェミニズム研究の知見をもとにした大学におけるジェンダー教育の実践方法についても研究している。
留意事項
- 当選した方(ご来場いただける方)には、12月4日(水)までに、応募の際に登録されたメール宛にご連絡いたします。”waseda.jp”からのメールを受け取れるようにしておいてください。当選しなかった方には、結果通知はいたしません。
- 当選者の振り替えや当選通知メールの転売・譲渡は禁止とさせていただきます。
- 当日は、当選通知メール・氏名の確認をもって本人確認を行います。
- イベントの様子を撮影、録画することはご遠慮ください。
- 開催者側で撮影または録画することがあり、収録した画像または動画を後日、国際文学館または開催に協力をした第三者のウェブサイトを通じて公開する場合があります。予めご了承ください。
この件に関するお問い合わせ
早稲田大学国際文学館事務局 email:wihl-koubo★list.waseda.jp(★部分を@に変更してください。)