すぐれた歌人佐藤佐太郎の歌に「道の上にあゆみとどめし吾がからだ火の如き悔に堪へんとしたり」というのがある。己一個に関してであれ、己の属する組織に関してであれ、人は、「火の如き悔」に襲われ、「道の上にあゆみとどめる」という経験をする事があるものだが、今は、そういう観点からではなく、可能な限り〈自己肯定的〉な観点から、〈社学と私〉について語る事にしよう。
早稲田大学歴史館は、歴史資料を収集・整理・保存・公開するアーカイブズであると同時に、教育研究・学生・卒業生の活動に関する展示を行う博物館として、建学以来の個性と越境性を広く世界に発信しています。