突然、大学院時代の指導教授から「そろそろ早稲田に帰ってこないか」というお電話を受けたのは、1974年10月のことであったと思う。京都のさる私立大学法学部に助教授として就職して4年余り過ぎたころであった。即答せよと言われてた。即座に「はい」と応じた覚えがある。友人たちとの別れは辛いこともあったが、幸い75年4月に社会科学部に赴任後、大谷恵教先生を初め、多くの先輩諸先生の知遇を得てすぐに「古巣」に戻ることができた。
早稲田大学歴史館は、歴史資料を収集・整理・保存・公開するアーカイブズであると同時に、教育研究・学生・卒業生の活動に関する展示を行う博物館として、建学以来の個性と越境性を広く世界に発信しています。