基本情報
- 会期
2024年9月24日(火)~10月31日(木) - 時間
10:00~17:00 - 休館日
毎週水曜日(ただし10月9日、16日は開館)
詳細はこちら - 会場
會津八一記念博物館 2階 グランド ギャラリー - 入館料
無料 - 展示リスト
概要
早稲田大学會津八一記念博物館には、近代日本画家を代表するひとりである前田青邨(1885-1977)の大作《羅馬使節》を所蔵しています。《羅馬使節》は昭和2(1927)年の再興第14回日本美術院展に出品され、同年12月に早稲田大学に画家自身によって寄贈されました。近年、当館には《羅馬使節》に関連する資料として、本作の下図や青邨が制作にあたって参考にしたと考えられる焼付写真300点余りが寄贈されました。こうした資料により、本作のモティーフの源泉など制作背景の一端が解明されています。この度の特集展示「《羅馬使節》―東西の融和の美」では、これらの新資料を紹介するとともに、青邨と交流のあった日本美術院の作家たちの作品や、《羅馬使節》制作の数年前に青邨が訪れたヨーロッパで活動していた洋画家たちの作品を展観いたします。《羅馬使節》誕生に関わった視覚的資料だけでなく、同時代の作家の作品を通して、作品と作者・青邨への理解を深めていただければ幸いです。
本特集展示に関連し、《羅馬使節》に焦点を当てたシンポジウム「新資料を中心に前田青邨《羅馬使節》を読み解く」を開催します。詳しくはこちらをご覧ください。
展示作品(一部紹介)

前田青邨渡欧中購入資料

横山大観《清涼》昭和27(1952)年頃、絹本墨画

小林古径《鉢》昭和27(1952)年頃、紙本着色