基本情報
- 会期
2022年4月4日(月)~ 5月22日(日) - 時間
10:00~17:00 - 休館日
詳細はこちら - 会場
會津八一記念博物館 2階 グランドギャラリー - 入館料
無料 - 展示リスト ※「狩野秀水写画帖」(No.9〜23)、「水墨写画巻」(No.24〜42)は4月下旬頃に一部展示替えを予定しております。
- 図録「お殿様と狩野派ー秋田藩主佐竹氏と藩絵師狩野秀水家ー」
概要
江戸時代の大名たちのお側には多様な職業の人々が仕えていました。絵師もその中の1つであり、彼らは「御用絵師」や「藩絵師」などと称されます。狩野派の絵師である狩野秀水求信(1773~1837)は、文化2年(1805)に秋田藩第9代藩主佐竹義和の藩絵師に召し抱えられた人物です。その後、藩絵師を世襲した秀水求信の一族は藩主佐竹氏に仕え、彼らが残した粉本・下絵などの絵画資料が今もその子孫に伝えられています(当館寄託、通称「狩野秀水家資料」)。
当館では「狩野秀水家資料」について、2018年より詳細な調査を実施いたしました。その中で、秀水求信やその子孫である秀玉、秀元貞信、秀水義信、あるいは秀水求信の生家である菅原家の絵師たちが主君の要望にいかに応えてきたのか、その仕事の実態が見えてきました。一般的に狩野派の画技学習における重要性が注目されることの多い粉本資料について、本展覧会では「お殿様と絵師の関わり」という新たな着眼点から探ります。
展示作品(一部紹介)
- 狩野秀水求信、狩野洞琳由信か「育王山図」
- 狩野秀水求信「虎図」