- 刊行日 2007.4.28
- サイズ 297×210 ㎜
- ページ数 160
- 価格 900 円(50%OFF)
- 商品コード D3
旧富岡美術館の収蔵品の約三分の一を占める禅書画は、富岡重憲氏の後半世の蒐集になるものでした。このコレクションはわが国に伝わる禅の三宗、すなわち臨済宗・曹洞宗・黄檗宗すべてを含み、室町時代から明治時代前半に活躍した禅僧の書画が中心をなします。とくに臨済宗に属するものが多く、近世臨済宗中興の祖といわれる白隠慧鶴とその会下、遂翁元盧・東嶺圓慈を筆頭に卓洲胡僊・蘇山玄喬ほかの書画によって明治期に至るまでの白隠の法系をほぼ辿ることができます。