基本情報
- 会期
2020年9月25日(金)~11月23日(月) - 時間
10:00~16:00(短縮開館) - 休館日
土曜日・日曜日・11月6日(金)(大学の臨時休業日) - 会場
會津八一記念博物館 2階 グランド ギャラリー(常設・企画大展示室) - 入館料
無料
概要
廣瀬文俊氏(1950-2019)は、丹尾安典本学名誉教授がかつて担当していた旧第二文学部の授業に、数年にわたり招聘講師としてまねかれ、学生からはヒロセサンと親しまれ、自身が蒐集した絵画や彫刻を学生の前に提示し、作品・作家について自身の人生とのかかわりをまじえながら語り、その熱心な講義で学生を魅了しました。
廣瀬コレクションの中心となるのは漫画家・永島慎二(1937-2005)の作品です。永島慎二は漫画雑誌『ガロ』で特集が組まれる漫画家として、また手塚治虫・石森章太郎とともに『COM』の編集に携わった人物としても知られています。
一方で、絵画作品や版画作品も多く残し、東京・阿佐谷にあった永島慎二お気に入りの喫茶店Cobuでは、しばしば個展が開催されました。永島慎二に画家の素質を見出した廣瀬氏はこの個展に通い、まっさきに作品を購入します。こうして蒐集された廣瀬コレクションは、昨年の廣瀬氏ご逝去にともない、丹尾安典先生を通じて一括して当館にご遺贈されることとなりました。
本展では、廣瀬氏旧蔵の永島慎二作品を中心に、ウジェーヌ・カリエール、藤田嗣治、国吉康雄、藤井浩佑などの作品に加え、廣瀬氏が生涯敬愛し続けた画家・中村彝のデッサンもあわせて展示いたします。
展示作品(展示風景紹介)