展示情報

フランシスコ・デ・ゴヤ 「飛翔法」 長崎県美術館蔵
- 会期
2015年9月10日(木)~10月11日(日) - 会場
博物館1F 企画展示室 - 時間
10:00~17:00(入場は16:30まで)
※金曜のみ10:00~18:00(入場は17:30まで) - 閉館日
日曜祝日および、9月12日(土)・19日(土)は休館
※ただし、10月11日(日)は休日開館(入場は15:30まで) - 入館料
無料
概要
本展は西洋美術史上に「近代絵画の開拓者」としてその名をとどめるフランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828) の版画作品を中心とした展覧会です。聖堂の壁画やタピスリーなどの制作からはじまり、肖像画によって人気を博し、最終的には宮廷画家の地位にまでのぼりつめたゴヤでしたが、その後半生は動乱と迫害の生涯を送らざるを得ませんでした。しかし、こうした不遇の人生において生み出された、〈妄〉シリーズや、〈戦争の惨禍〉シリーズなどの版画連作の多くが、人間の不条理をあぶり出す、極めて優れた作品群となっております。特に〈妄〉シリーズには現実の奥底に潜む無知や迷信、愚妄が生き生きと描かれており、混迷の現在を生きる我々にも大きな示唆を与えるものとなっております。本展では、ゴヤの版画作品を中心に各種資料を紹介し、ゴヤの版画連作の持つ魅力を広くお伝え致します。